想定する対象者
〇現場の第一線作業者
〇現業機関の管理者(特に安全・品質・サービス担当の方)
〇経営者・本社等の企画部門の方
提供する価値・伝えたい事
チームで作業しているとき、誰かが間違ったことやおかしなことをしていると思ったとき、あなたはそれをしっかり声に出すことができますか。もし声を出して事故が未然に防げるのなら、それはプロとして当然の責務です(相手が先輩や上司であったとしても)。
本講演では、それができない場合の原因やそれを克服していくための方法を「個人」と「チーム(組織)」の両面から考えます。大事な概念は「アサーション」と「心理的安全性」です。前者はコミュニケーションの方法で、簡潔に言えば「必要なことを過度に遠慮せずしっかり伝えられること」です。一方、心理的安全性は「みんなが気兼ねなく意見を述べることができるチーム状態」のことです。これらを高めることで、「チームの安全力」が高められますし、意見が活発に交わされることで「チームの創造性」も高められるとされています。
内 容
1.チームで守る安全
・航空機事故から考える
・医療事故から考える
・どんなに優秀な人でもつまらないミスをするときがある-その時メンバーは?
2.危険なのにメンバーが声を出せない2つの原因
・相手がおかしいことをやっていることに気づけない
・相手がおかしいことをやっているのに気づいたが、声を出さない・出せない
3.アサーションの重要性
・ためらわずに声に出せない「とても人間的」な理由-事故の回避<人間関係の維持?
・ではどうすればよい?(自分、相手、チーム、組織)
4.心理的安全性の重要性
・チームにおける心理的安全性とは? 事故や安全との関係は?
・どうやってチームの心理的安全性を高めていくか
業務外の講師への取次は対応しておりません。