労働災害を防止するための定期的に開催される安全大会。安全大会の開催を知らせ、現場で働く人の安全意識を向上するためにも、適切なポスターが必要です。
今回は、安全大会のポスターの基本的な作り方やデザインのポイント、おすすめのテンプレートサイトをご紹介します。

安全大会のポスターの作り方

安全大会のポスターは、安全大会の標語を中心に作成します。そこで、基本的なポスターの作り方に加え、安全大会の標語の作り方も確認しましょう。

ポスターの基本的な作り方

ポスターの基本的な作り方の手順は、以下の通りです。

  1. テーマを決める
  2. ポスターのサイズを決める
  3. キャッチコピー(安全大会の標語など)を決める
  4. 入れる情報(大会名、開催日、場所、内容、団体名)を整理する
  5. 情報や画像を配置する
  6. デザインを決定する

安全大会のテーマのベースには「安全」や「労働災害ゼロ」があり、その年に特に打ち出したいことをテーマとします。
例えば、前年度に労働災害が発生した場合、その原因をなくすための啓発がテーマとなります。逆に、労働災害がなかった場合は、その状態を継続させるための意識づくりがテーマとなります。
これらのテーマは、キャッチコピー又は標語を決めるときにも直結してきますので、その年の安全大会で何を強調させたいのか決めましょう。

ポスターのサイズはさまざまですが、大きさが異なるポスターを何枚も作る場合は、画像や文字の大きさに注意して見やすい配置・デザインを心がけましょう。そのためには、情報を詰め込みすぎないこと、文字ばかりにならないよう適宜写真やイラストなどの画像を入れてメリハリをつけることなどが重要です。

安全大会のキャッチコピー・標語の作り方

次に、ポスターの要ともなる安全大会のキャッチコピー、スローガン・標語の作り方です。安全大会の開催を誘導するようなキャッチコピーでもよいし、その年の安全大会のスローガン(標語)を入れても良いでしょう。

安全大会のキャッチコピー・標語に明確な規定はありませんが、簡潔にわかりやすく、印象に残りやすい言葉で安全を啓発する必要があります。そのためには、以下の4つのうちいずれかを採り入れて作るとよいでしょう。

  • 俳句と同じ、「5・7・5」にする
  • 安全目標に掲げられたキーワードを入れる
  • 脚韻・頭韻を使う
  • 命令形・疑問形を使う

俳句や短歌に代表される5音と7音の組み合わせは、日本人にとって馴染み深く、親しみやすいリズムです。安全大会のみならず、さまざまな標語で見たことがある形式でしょう。俳句の短さにまとめきれなければ、長歌などのように五七調を繰り返すのも効果的です。

スローガンにインパクトを持たせるためには、文節の最初や最後を揃える脚韻・頭韻、命令形・疑問形などを取り入れるのも良いでしょう。命令形なら強い、疑問形なら優しいイメージにできます。

➡詳しくは「安全大会の効果的なスローガン(標語)の作り方」を参照。

安全大会のポスターをデザインするポイント

ここまでご紹介してきた内容を踏まえ、安全大会のポスターをデザインするポイントを4つご紹介します。

①安全大会のキャッチコピー又は標語をメインに

ポスターの最大の目的は、テーマをわかりやすく伝えることです。そのため、たいていのポスターにはキャッチコピーが設定されています。安全大会のポスターの場合、キャッチコピーは一般的に安全標語が使用されるため、安全標語をデザインのメインに配置しましょう。安全標語を中心に、読みやすく見やすいポスターデザインを設計する必要があります。

②配色はわかりやすく

カラーで作るポスターの場合、配色も非常に重要です。人間が何かを見るとき、文字の意味やモノの形よりも、まず色を認識するためです。例えば、ポストを見るときは「赤い→四角くて細長い穴があいている→郵便マークとPOSTという文字がある」という処理がなされます。

安全大会のポスターであれば、安全を意識した緑や青を基調にすると良いでしょう。安全関連のポスターでは多く使われている色ですが、これはなんとなく決めているわけではなく、JIS(日本産業規格)の「JIS安全色」でも「安全を示す色(緑)」、「指示を示す色(青)」と定められているためです。

実際に、安全を示す標識に青が多いのも偶然ではありません。逆に、警告色である黄色や黒はベースとして用いず、ワンポイントとして注意喚起に使うのが良いでしょう。

③文字や画像の大小をはっきりさせる

インパクトを出すために、文字や画像の大小をはっきりさせましょう。安全標語と開催日は大きく、プログラムは小さくというように、強調したいものとそうでないものの大きさにはっきり差をつけると、より伝えたい部分が引き立ちます。

④人が読む順番を考慮する

ポスターの文字や画像を配置するときは、人の視線の動きに合わせてレイアウトを組みましょう。人の視線は、左上から右下へ動く「Zパターン(横書き)」か、右上から左下へ動く「Nパターン(縦書き)」の動きをします。ですから、伝えたい情報は上部や右側に配置したり、情報の流れ、見るべき順番を目線の動きに合わせたりすると理解しやすいです。

ポスター作成で活用できる無料のテンプレートサイト3選

最後に、ポスター作成に便利なテンプレートサイトを3つご紹介します。

Canva

Canvaは、プロのデザイナーが作ったポスターテンプレートを数百種類も無料で使えるデザインサイトです(※有料の素材も有)。テンプレートの中から好みのデザインを選び、画像・テキスト・フォントを編集するだけなので、誰でも簡単にデザイン性の高いポスターを作れます。画像はフリー画像から選ぶことも、アップロードすることもできますので、安全大会をイメージした画像や企業ロゴなどがあれば、ぜひアップロードして使いましょう。

Canvaを使う手順は、以下の通りです。

  1. Canvaに無料会員登録をしてログインし、右上のアイコンにある「デザインの作成」をクリック。
  2. ポスター」を選択する
  3. 編集画面が表示されるので、「テンプレート」の検索バーに「安全大会」と入れて、イメージに近いテンプレートを選ぶ。編集メニューで、画像や文字の大きさ、色を調整する。
    ポスター制作で使用する主な編集メニューは以下の通り。
    素材…イラスト、飾り枠、写真のフレームなどを選択できる ※無料で使用できるものは「無料」の表示あり
    アップロード…自分が用意した画像をアップロードして、ポスター内に使用できる
    写真…画像の差し替え、挿入が可能。
    テキスト…文字のテンプレートと見出しの挿入、フォントの選択が可能
    ロゴ…会社や団体のロゴをアップロードして挿入でききる
  4. データを保存し、上画像の「ダウンロード」ボタンより、お好みのファイル形式(PDF推奨)でダウンロードする

ラクスル

ラクスルは、4,000種類以上のチラシ・ポスターテンプレートを無料で使えるオンラインデザインソフトです。Webブラウザから使えて、無料でアカウントを作れば複数の端末で作業を続けられます。オリジナルの画像をアップロードして使えるのはもちろん、印刷時の母児のはみ出しや視認性などのチェックも可能です。

ラクスルを使う手順は、以下の通りです。

  1. ラクスルに無料会員登録してログインし、使いたいテンプレートを選ぶ
  2. 画像をアップロードしたり、カスタマイズしたりする
  3. 文字や背景色、図形などを編集する
  4. データを保存する

ラクスルのオンラインデザインで作ったポスターは、ラクスルでの印刷以外には使えませんので、注意しましょう。

パワポン

パワポンは、Microsoft PowerPointで使える1,500点以上の無料チラシ・ポスターテンプレートをダウンロードできるデザインサイトです。普段使っているオフィスソフトを使って作れるので、誰でも慣れた方法でポスターを作れます。テンプレートの利用には無料の会員登録が必要です。

ラクスルを使う手順は、以下の通りです。

  1. 会員登録をして、ログインする
  2. 使いたいテンプレートを選び、ダウンロードする
  3. パワーポイントを使い、テキストを編集したり、画像やロゴを挿入したりする
  4. データを保存する

自社や自宅のプリンターで印刷する、ポスターとしてサイトに掲載するなどの範囲であれば、印刷データを自由に利用できます。

テンプレートサイトを使い、ポイントをおさえて安全大会のポスターを作ろう

安全大会のポスターは、安全標語(スローガン)を中心に、今回ご紹介したポイントをおさえてデザインしましょう。配色に安全色を取り入れたり、文字や画像の大小でインパクトを持たせたりして、見やすくわかりやすいポスターにすることが重要です。

また、テンプレートサイトを使えばデザイン性の高いおしゃれなポスターを簡単に作ることができます。無料で使える機能も多いので、各サイトの規約を確認しながら上手にポスターを作りましょう。

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