昨今、需要が急速に増加しているオンライン講演。2020年11月現在、弊社のオンライン講演での開催は受注全体の9割以上を占め、今後ますます増えていくと予測しています。
オンライン講演というと、始めは「難しい」「自分にできるか不安だ」という主催者の方もいらっしゃいます。しかし、実際やってみると「意外と簡単だった」という声も多く聞かれます。
現在オンライン講演の開催に迷っている方々の後押しとなるためにも、このような主催者様の声を拾い、事例集としてまとめることにいたしました。
実際に弊社でオンライン講演を開催した主催者様に、開催に至った経緯や実施してみての感想、聴講者の反応などをインタビューし、不定期で公開していきます。
第1回はA労働組合 九州支部様。同組合の企画担当者の方に、オンライン講演を終えて、お話しをうかがいました。
講演テーマ: 【オンライン版】元お笑い芸人 FPが教える! 世界一笑えて本気のライフプランセミナー
講師 : 篠原充彦氏
開催日時 :2020年10月中旬
講演時間 :1時間半
聴講者人数:55人
使用ツール: Zoom
講演タイプ:C講師から個別視聴者へ生配信
コロナ禍でも何とか開催したいとの声を反映
Q.コロナ禍で今年は講演をあきらめる団体さまが多い中、開催に至った経緯を教えてください。
企画担当者: うちではコロナ禍だからやめようではなく、コロナ禍でもどうやったら開催できるんだろうと考えていました。そんなときに、本部の方がシステムブレーン(以下SB)さんでオンライン講演を開催したという話を聞き、それで紹介してもらいました。
Q.いつぐらいから計画されていたのでしょうか?
企画担当者: 毎年同じ時期に講演を行っているので、SBさんに話をしたのが確か6月くらいでしたね。外出自粛が終わった頃でしたので、3密を避けて開催できる方法でのオンライン講演を希望しました。それから、担当者の樂木さんから御社のCタイプ(講師から個別視聴者へ生配信)をおすすめしていただき、次に資産形成に関するおすすめ講師を探していただきました。
Q.それからどのような計画で動いたのでしょうか?
企画担当者: そうですね。7月ころに講師を数人紹介していただき、8月に最終的に篠原先生に決定しました。講師を決めるまで、(担当の)樂木さんから何度か資料を送っていただいたり、こまめで電話していただいたりしたので、安心して任せることができました。それから篠原先生に日程を調整していただき、10月始めに一度リハーサルを行いました。
Q.篠原先生を選んだ理由は何だったのでしょうか?
企画担当者: (担当者の)樂木さんからのイチオシでしたね。「話もおもしろいし、お金に関してぶれない考え方をもっている」ということで、選ばせていただきました。「元芸人のファイナンシャルプランナー」という異色の肩書も心惹かれましたね。樂木さんのおすすめでしたが、結果ととして大変満足の行く講演になりました。
抱腹絶倒、笑いの中にもためになる話が満載
Q.今回のテーマは「世界一笑えて本気のライフプランセミナー」ということでしたが、どんな内容だったのでしょうか?
企画担当者: 最初は、貧乏だった芸人時代からトップセールに上りつめ、そこからお金に振り回されてきたご自身の経験をおもしろおかしく交えながら、お金に必要な5つの能力について話してくださいました。5つの能力とは「稼ぐ能力、貯める能力、増やす能力、使う能力、守る能力」のことです。その中でも「守る能力」と「使う能力」「増やす能力」について具体的な方法を話していただけました。
Q.具体的にどんな内容だったのでしょうか?
企画担当者: 「守る能力」では、一番お金のかかる住居費・生命保険料・車関連費をどのように見直すかというテーマで話を進めていきました。黄金の家計比率の話もすぐに実践できそうでよかったです。
「使う能力」では、リタイヤしてからの生活費が具体的にいくらくらい必要なのかを洗い出し、費用の見える化をしていきました。家の有無、家族人数、生活レベルでも変わりますが、聴講者の中には「そんなに必要なの?」と驚いている人もいました。
Q.そうですよね。老後はいろいろとお金がかかりますよね。そのためにやはり「増やす能力」が必要だという話になったわけですね。
企画担当者: 実はここが一番期待していた話でした。内容はぜひ講演で聴いていただきたいのですが、積立投資や今注目されているiDeCoのことも詳しく解説していただいたお陰で、資産運用のヒントになったと思います。
また、講師が一方通行に話すだけではなく、聴講者を巻き込んだワークショップ(「積立投資(ドルコスト平均法)を体感してみよう」)があり、より理解度が深まったと思います。
Q. 聴講者の方々の反応はいかがでしたでしょうか?
「とても面白くて、ためになりました」とか「笑い過ぎてお腹が痛くなりましたが、しっかりと勉強になってあっという間の1時間半でした」「楽しくて時間が足りないくらいでした」と皆さんから大好評でした。最後の質問コーナーでは「投資信託の選び方について教えてください」など多くの質問が殺到しました。
Q.今回の講演はおおむね成功したということですね。
そうですね。元芸人さんならではのボケとツッコミがあり、テンポよく進み、終始和やかな雰囲気で終えることができました。主催者も聴講者もとても満足いくものとなりました。
聴講者が場所を選ばず参加できたのも良かった
Q.オンライン講演を終えてみての感想を教えてください。
企画担当者: 思っていた以上に、オンライン講演の方がリアル開催よりも楽でした。コロナ禍で感染するかどうか不安になりながらやるよりも、オンラインでやることで感染リスクもないですし、聴講者が場所を選ばず参加できたのも良かったです。
オンラインだと相手が見えないから、伝わりづらいのではないかという懸念もありましたが、篠原先生は、何度も質疑応答やチャットを駆使することで、その懸念も取り払ってくださいました。「オフライン講演よりも、オンライン講演の方が発言しやすかった」という参加者もいたほどです。
Q.そうなんですね。逆に反省点などありますでしょうか?
企画担当者: そうですね。聴講者は50名程度でしたが、ビデオをオフにして参加した人もいて、篠原先生にも申し訳なかったです。聴講者と講師がよりコミュニケーションをとるためにも、事前にビデオはオンにしておくように周知すべきでした。それ以外は、成功したといえるのではないでしょうか。
Q.最後に、今後オンライン講演の実施を考えていらっしゃる主催者の方々に何かアドバイスはありますか?
企画担当者: 今回、うちではZoomミーティングを使用して講演をしました。普段使用しているツールなので、主催者側も聴講者側もスムーズに使用することができました。
「オンライン講演」というと気負ってしまうかもしれませんが、パソコンやインターネットの特別な知識がなくても、簡単に実施できます。オフライン(開催)だと会場の人数に制限がありますが、オンラインでは場所に制限されることなく参加できます。オンライン講演は今後とも広がっていくと思います。ぜひ積極的に導入を考えてください。
Q.本日はありがとうございました。
【本案件の担当スタッフ】
樂木 悠 らくぎ ゆう
大阪府茨木市出身、1989年8月21日生まれ。岡山、東京、福岡、茨城と様々な土地を転々としています。趣味は映画と日々の運動(水泳やウォーキング)。毎日のコーヒーが欠かせないほど、コーヒー好きです。
スピーディな対応と市場や最新の時事に注目したプラスアルファの提案が強みです。テーマのご相談から講師選定のお悩みまで皆様に寄り添った対応を心がけています。講演に関することで迷ったり、悩んだ時にはぜひご相談ください。
皆様のいい日、いい出会いのお手伝いをさせていただきます!
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