先日、2回目の緊急事態宣言が発令され、ますますオンライン講演の需要が高くなってきました。
特に労働組合の講演においては、ほぼオンラインでの開催といっていいくらい、リアルからオンラインへのシフトが進んでいます

今回、オンラインで開催された主催者様も大手メーカーの労働組合です。若手の組合員向けに、LGBT向けのオンラインセミナーに実施しました。オンライン講演を実施してみての感想をお聞きしました。

講演テーマ: はじめてのLGBT ~ビジネスにおけるLGBT対応について~
講師   : 杉山文野 氏
開催日時 : 2021年1月中旬
講演時間 : 1時間半
聴講者人数: 約20人
使用ツール: Zoomミーティング
講演タイプ: C. 講師から個別視聴者へ生配信

最初からオンライン希望

Q.今回は最初からLGBTテーマでオンライン希望ということをお聞きしていますが、その経緯を教えてください。

企画担当者: 今回、御社にお願いすることになったきっかけは、他の支部からの紹介でした。当支部は、昨年(2020年)、御社に講師を紹介していただいてLGBTのオンライン講演を行いました。私もそちらに参加させていただきました。

私どもの支部では、昨年より多様な人材を積極的に登用する「ダイバーシティ」をテーマにしたセミナーを開催しています。その流れで、当支部と同じくLGBTのオンラインセミナーを実施することにしました。

もともとコロナ禍でリアルでの開催は無理だろうと端から思っていました。普段、社内でもZoomを使ったオンライン会議が行われているので、オンライン講演に関しては何の不安もありませんでした。

御社がオンライン講演を行っていたことは存じていましたので、「LGBTテーマのオンライン講演で」と依頼させていただきました。

Q.今回は、「C. 講師から個別視聴者へ生配信タイプ」の方法で開催されたようですが、その形態にした理由は何でしょうか?

企画担当者: 今回は組合活動のため、勤務終了後夕方6時からの開催でした。それならばどこかに集まるのではなく、自宅から気軽に参加できるCタイプにしました。参加した組合員からは「移動しなくてもよかったので、楽だった」といった声も聞かれました。

一つひとつの言葉に重みのあった講演

Q.今回講師に、杉山文野氏を選ばれた理由は何だったのでしょうか?

企画担当者: 前にもお話しした通り、ダイバーシティの勉強会の一貫として今回のテーマは「LGBT」で行くことは当初より決まっていました。担当の樂木さんに「LGBT」関連の講師を何人かご紹介いただきましたが、ご自身の体験を交えながら、わかりやすく「LGBT」のことを解説していただけること、またオンライン講演の対応にも慣れていらっしゃるということで、杉山さんにお願いすることにしました。

Q.実際の講演内容はどのようなものでしたか?

企画担当者: スライドを駆使して解説されたので、とてもわかりやすかったです。
最初は、杉山さんの子供時代の写真から始まりました。まだその頃、杉山さんは「女の子」として両親に扱われていて、何らかの違和感を感じていたようです。今の杉山さんが確立されるまでの間、周囲の理解が得られなかったり、中傷や差別を受けたり、とても大変だったそうです。そんな逆境にも関わらず、とても穏やかにご自身の過去を話されていたのが印象的でした。

杉山さんによると、ある大手企業が2015年に7万人を対象に行った調査では、7.6%のLGBTがいることがわかっています。これは左利きや血液型AB型の割合と同じらしいです。それくらい、一般的なことであるのに、認知されていないというのは、やはり私たち周囲の関心が薄いからかもしれません。

LGBTというと、どうも「おねえ」系のイメージが強いですが、そのような環境で生きている人は多くなく、後は杉山さんのようにLGBTを公言して普通に社会で働いている人、逆にいまだに周囲に伝えられず隠して暮らしている人もいるそうです。
世界ではすでに同姓婚や戸籍の性別変更も法律で認められている国もあります。それに比べてまだまだ日本は遅れており、そのために杉山さんたちが行っている活動についても話していただきました。

Q.杉山さんは、確か2015年に日本初の同性パートナーシップ証明書発行に携わっていますよね。

企画担当者: そうですね。他のLGBT先進国と比べると、まだまだ遅れていますが、それでも国にLGBTの存在を認めされたという功績は大きいと思います
2015年に同条例が制定されると、大手生命保険会社が同性パートナーでも保険金を受け取れるようにしたり、携帯の大手キャリアが同性間での家族割引の適用を開始したりと、LGBTを社会全体で受容する体制が作られるようになったそうです。

Q.受講後の感想はどのようなものがありましたか?

企画担当者:「LGBTという言葉自体がわからずにマイノリティな方々の生きづらさが身をもって理解できました」「杉本さんの前向きな生き方にただただ感銘を受けました」「もし職場にLGBTの人が入ってきたら、もっと自然に受け入れられる気がします」など、皆さん良い意味で影響を受けたようです
個人的にも、杉山さんのパワフルな生き方に勇気をいただけるとともに、また多様性を受け入れることについて改めて考えることができました。

Q.質疑応答はどのような雰囲気だったのでしょうか?

企画担当者:「 自分の近くにLGBTの人がいたらどのように接したらよいか」「自分の子供がLGBTだと告白したらどんな対処をすべきか」など、多岐にわたった質問が出ました。それにも屈託なく率直にお答えいただき、和やかな雰囲気で終えることができました。
杉山さんの穏やかな人柄が感じられる素晴らしいひと時でした

労力も時間もコストもダウンサイジング

Q. オンライン講演をやってみての感想を教えてください。

企画担当者: そうですね。講師の提案やスケジューリング、段取り、また当日のサポートまで、担当の樂木さんがしっかりと対応していただいたので、スムーズに進行できました。また、リアル開催と比べると、場所を確保したり、準備したりする手間がなかったので、かなり楽でした。

Q.今回の企画から開催にあたり、準備に要した工数は正味どれくらいだったんでしょうか?

企画担当者: 依頼から講師が決まる間は担当の樂木さんとほとんどメールでやりとりさせていただきました。その後、開催日3日前にリハーサルがあって、それが1時間程度だったので、トータル2~3日といったところでしょうか。

Q.それはリアル開催時と比べてどのような違いがありますか?

企画担当者: (準備期間は)リアル開催より半分以下です会場の準備も必要なかったので、労力も準備期間もかなりダウンサイジングできたと思います

また、リアル開催では、参加者の移動時間も考えて、時間調整も大変でした。しかし、オンライン開催だと、参加者はどこからでもスマホやPCだけで視聴できるので、スケジューリングも簡単でした。

Q.オンライン開催の方が手間も省けてよかったということですね。今回の講演の満足度は10点評価でいうと何点ですか?

企画担当者: ズバリ10点で、大満足です。講演内容もよく、進行もスムーズでしたので何の問題もありませんでした。ただし、一点だけ、反省点があります。

今回の講演内容は素晴らしく、本当は多くの人に聴いていただきたかったですが、会員広報で告知しただけだったので、多くの人数を集められませんでした。メールやSNSを駆使して多くの人に告知したり、参加したくなる仕掛けが必要だったなと…。心残りなのはその一点だけです。

Q.ほぼ満足していただけたということですね。本日はお忙しい中、ありがとうございました。

【本案件の担当スタッフ】

樂木 悠 らくぎ ゆう
大阪府茨木市出身、1989年8月21日生まれ。岡山、東京、福岡、茨城と様々な土地を転々としています。趣味は映画と日々の運動(水泳やウォーキング)。毎日のコーヒーが欠かせないほど、コーヒー好きです。
スピーディな対応と市場や最新の時事に注目したプラスアルファの提案が強みです。テーマのご相談から講師選定のお悩みまで皆様に寄り添った対応を心がけています。講演に関することで迷ったり、悩んだ時にはぜひご相談ください。
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