NHK Eテレ『ギョギョッとサカナ★スター』などテレビでお馴染みのさかなクン。
さかなクンといえば、お魚の帽子をトレードマークに、魚に関する豊富な知識と楽しいキャラクターでメディアで引っ張りだこですが、実は2010年には絶滅したと思われていたクニマスの生息確認に貢献したとして内閣総理大臣賞を受賞するなどさまざまな功績を残しています。
そんなさかなクンの親子向けセミナーが2023年3月に開催されました。
子どもたちも大興奮したセミナーの模様をお伝えします。

労働組合・人材育成 担当 森岡 美香子

講演テーマ: ギョギョッとびっくり!さかなクンと学ぶ海と環境の話
講師   : さかなクン 氏
開催時期 : 2023年3月下旬
主催者  : N会社
講演時間 : 90分
聴講者人数: 会場約100名、オンライン数百名
講演タイプ: ライプ配信+オンデマンド配信

春休みの親子イベント

本案件は、子どもたちの春休みを利用して、2023年3月末に開催されました。
未就学児から小学低学年までのお子さまのいる社員家族を対象にしていたため、当初より講師は子どもたちに大人気のさかなクンをご指名されました。

さかなクンが子供向けに提供している講演では、大きな紙に魚のイラストを描きながら、魚の生態をクイズで紹介していくというスタイルで、子どもたちに大好評。また、今海洋生物が晒されている環境問題に触れることで、SDGsを考える機会にもなっています。

弊社でも過去に何度かさかなクンの子供向けセミナーを開催しましたが、今にも動き出しそうなイキイキとしたイラストと楽しいおしゃべりに、毎回高評価をいただいております。個人的にもどんな内容になるのか楽しみにしていました。

さかなクンから感じられる強いプロ意識

▲さかなクンの帽子のイメージとなっている「ハコフグ」

さかなクンは、そのキャラクターからはっちゃけたイメージがありますが、何事も丁寧に取り組む実直な方で、会場には早めに入って、講演準備をされます。
当日、開始時刻の2時間半前に会場入りされました。魚の帽子と白衣の衣装で、マネージャーの方と来られました。私は以前にもさかなクンのセミナーを担当させていただきましたが、その時と変わらず、明るい声で挨拶されました。テレビと同じ衣装とテンションで、すぐにさかなクンとわかります。

通常でしたら、現地にいったときに衣装に着替える場合が多いのですが、さかなクンの場合は、到着する前からすでに「さかなクン」の衣装です。どこかの記事で、本名や年齢を明かさないのは皆が持つ「さかなクン」のイメージを崩したくないからというお話を目にしたことがあります。きっと、最初からこの衣装で登場するのは、さかなクンのこのような思いがあるからに違いません。

さかなクンはすぐに控え室に行きました。この時間は、さかなクンにとって、セミナーに使用するイラストを準備しつつ、セミナーに集中するための貴重な時間となります。この準備時間は、1人きりで黙々と作業されます。
「見せる側として納得できるものを提供したい」。そのようなプロ意識が感じられました。

会場の入り方や登場の仕方などは、マネージャーの方と打合せをしました。このマネージャーさんが進行の一切を仕切っているため、さかなクンはセミナーだけに集中できるようです。このマネージャーさんが実に有能な方で、今回の司会者用のセミナー台本もご用意していただきました。こちらとしても安心してお任せすることができました。

子どもも大興奮!「さかなクン劇場」の始まり、始まり~

▲写真はイメージ

会場には、4才から10才くらいまでの子どもたちを連れた社員のご家族が100名ほど集まっていました。さかなクンの帽子をかぶった子やさかなクンの本を持った子どもたちもいて、さかなクンの人気ぶりがうかがえます。

司会者の紹介が終わると、いよいよさかなクンの登場です。司会者が子どもたちにみんなで一斉にさかなクンを呼ぶように促します。

子どもたち 「さかなクーン!!」

司会者「声が小さいよ、もう少し大きな声で、はいせーの」

子どもたち 「さかなクーン!!」

子どもたちの大きな呼び声と共に、さかなクンが登場。会場は割れんばかりの拍手と子どもたちの声援が響きました。

「こんにちは〜!さかなクンです〜!」

さかなクンの高い声が聞こえると、会場はさらに盛り上がりました。さかなクンは、事前に用意していた紙を広げると、早速魚クイズが始まりました。少しずつ、魚の絵を描きながら、子どもたちに三択でどの魚かを答えてもらいます。

「この魚は何でしょう?」とさかなクンが尋ねると、子どもたちは一斉に手を挙げました。その中で司会者が1人を選んで、答えていくという形だったので、子どもたちは「私に(僕に)当てて」と言わんばかりに、手を挙げていました。

防御や捕食するために強力な電気ショックを放つ「シビレエイ」、頭の形が鐘を鳴らすときに使う撞木(しゅもく)に似ている「シュモクザメ」など、見た目や生態にインパクトのある魚を4つほど紹介されました。絵の中に、棲んでいる場所の特長や食べる餌などを描き込みながら話をするので、頭の中にイメージとして魚の特長を記憶することができます。
さらに、クイズに当たった子どもたちには、その紙がプレゼントされるため、最後まで大変盛り上がりました。

SDGsに関連する環境問題の興味付けに

▲ビニール袋が巻きついた亀。このようなプラスチックゴミが海洋生物の命を脅かしている

最後に、さかなクンは、今地球が遭遇している海洋汚染について触れました。国連が挙げたSDGsの目標には「14.海の豊かさを守ろう」というものがあります。プラスチックなど海に流されるゴミのせいで、海洋生物の命が奪われていることを述べ、そのために私たちは何ができるかを考えました。楽しいながらも、しっかりと環境問題を考える時間も設けられており、子どもたちにとって大変有意義な時間となりました。

参加者、主催側も非常に満足の高い内容

会場は大いに盛り上がりを見せ、主催者様もとても満足げなご様子でした。講演後、事後アンケートに解答していただきましたが、さかなクンのタレント性やクイズ、プレゼントなどの楽しみがあり、非常に満足度の高い内容であったと書かれてありました。
さかなクンは、お人柄、専門的知識や話術、タレント性。どれをとっても大変優れた方です。子どもたち向けのイベントやセミナーでイチオシの講師です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

さかなクン さかなくん

国立大学法人 東京海洋大学名誉博士・客員教授


タレント・芸能関係者

豊富な知識と経験に裏付けされた話で、魚・海・自然に対する興味を引き出す「さかなクン」の講演は、子どもから大人まで大人気。参加者とのコミュニケーションを交え、イラストを描きながら、飽きることなく楽しめ、環境問題については大人も考えさせられる内容。

プランタイトル

みんな大好き!さかなくん!
~みんなで学ぼう、さかなの?~

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