ボランティアと介護から学んだこと
~なによりも大切な“いのち”のはなし~

多田そうべい ただそうべい

元 殿さまキングス
NPO法人「命のつどい」 理事長

提供する価値・伝えたい事

「心にビタミンを!」が基本の、多田そうべい「大人の寺子屋」は、いつも教室スタイルで講演。
歌謡界で活躍している多田が、何故、今講師として全国を回っているのか・・・。そのキッカケは、18才の息子を血液の難病で亡くしたこと。彼が残してくれた数々のエピソードを交え、人権問題についてお話します。
やはり基本は「皆に、思いやりと優しい心があれば」でしょう。

大人の間違った偏見や差別が、そのまま子に引き継がれていきます。もし自分が、自分の家族が差別される立場にあったら・・・。日常の何気ない会話に差別や偏見はありませんか?今一度、自分を見つめて見ましょう。

内 容

ある小学生のお母さんが「大きくなったら何になりたいの?」と聞きました。「ラーメン屋」と答えた子どもに、お母さんは、「あらいやだ、ラーメン屋だなんて・・・。」この言葉にも偏見が隠されています。なぜ、「じゅあ、日本一のラーメン屋さんになって、お母さんに美味しいラーメン作ってね。」と言えないのでしょうか。
小さい頃の将来の夢などコロコロ変わるものです。我が子も「タクシーの運転手」と答えていました。今は、会社勤めをしています。

家庭の中での大人の偏見や差別の会話が、そのまま子どもに伝わります。

ところで、日本一の山は富士山です。でも無名の低い山もあります。私たちは横から見るから、高い低いと決めています。真上から見たらどうでしょう。低い山も高い山もみんな「○(マル)」に見えるでしょう。もっともっと高い所、そう、宇宙から見たら・・・。
この「宇宙の目」こそが、神や仏の目なのです。「人間は皆平等」なのです。
人は幸せに生きる権利を持って生まれてきています。人間同士が、ただ生まれた場所や家庭環境、職業で差別してはなりません。
タンポポの種は落ちる場所を選べません。落ちた所が自分の命を咲かせる場所なのです。人間も同じなのです。
残念なのは、未だになくならない学校でのイジメ。家庭での「差別してはいけない」の教育が大切。正しくて、良い考えを子どもたちに残す「大人の生き方」が大切ではないでしょうか。

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