子どものやる気を引き出す親と教師のアプローチ
~勇気づけのススメ~

井上郁夫 いのうえいくお

教育カウンセラー

想定する対象者

小学校・中学校の保護者、PTA、教員の方々

提供する価値・伝えたい事

子育て、教育における目標は、子供達が将来自律した大人に成長させることだと考えています。自分に振り掛かった様々な課題に正面から考え行動し解決する態度を養うことだとも言えます。では、どうしたら目の前の子どもが自律した大人へと成長できるのでしょうか。それには、まず子どもたちのセルフ・エスティームを高めることが必要だと考えています。セルフ・エスティームとは、「自分は他人から重要(大切)な人間だ。と思われている」という感覚を言います。このセルフ・エスティームが高まれば、所属する集団の中に居場所を実感することができ、他者に対して役に立ちたいと言う欲求が高まります。そして、子どものセルフ・エスティームを高めるためには、アドラー心理学における勇気づけというアプローチが効果的です。勇気づけは、大人が結果のみで子どもを評価したり、足りない部分を指摘することをやめ、受容と共感の姿勢で子どもの努力のプロセスをしっかり承認し伝えたり、できている部分を伝えて強化するというアプローチです。保護者や先生は、子どものためと思いながら知らず知らずのうちにセルフ・エスティームを低下させるアプローチをしがちです。参加される方々に、普段の子どもへのアプローチを振り返っていただき、セルフ・エスティームを高める勇気づけアプローチを耳とからだで感じていただきたいと考えています。

内 容

講義とワークショップを併用し、実践的な理解をしていただきたいと考えています。
講義では、セルフ・エスティームを向上させる意味と効果、受容と共感、傾聴の重要性をお伝えした上で具体的な事例に沿った、勇気づけの手法をお伝えいたします。
ワークショップでは、まずコミュニケーションの本質を理解していただきます。その上で、受容と共感による傾聴が子どもを勇気づけることを実感していただく内容になっています。

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