『住宅・福祉・二世帯同居』日本の福祉

見城美枝子 けんじょうみえこ

青森大学副学長
エッセイスト
ジャーナリスト

提供する価値・伝えたい事

現在、ボランティアといわれる事は非常に多岐にわたっている。
例えば、大規模小売店法改正により営業時間の延長等が変わってきている。これによる地域の人々の利益、不利益について審議会等で発言することなども地域に貢献することになる。
又、地域のゴミ処理、日照の問題等々、社会生活が複雑になってくる程様々な問題が起きているが、現在から未来に向けてボランティアは文句を言うのではなく、良識ある市民として発言し、協力していく事が大切であると思う。そして大きな明日に向かって勉強するのがボランティアである。

内 容

アフリカのマサイ族は遊牧民族である。長い間、長老が頂点に立ち種族を教育し、子どもたちの教育もやってきた。そのため大変信望があり、4番目の妻が祖父母位の年齢の人との結婚も尊敬により成り立っているのである。国はマサイ族に定地定住策を取り、自然に行われていた福祉の形が失われつつある。
福祉があるのは良いことであるが、お互い様があって支えあっていれば福祉政策がなくてもやっていけた。人々が平等になったので、お互い様の範囲で長老がはみ出し、教育を受けたものが上に立つ事となった。
日本にあっても、かつてはボランティアの必要性はなかった。学級で学んだことを生かし、積極的に社会参加を目指して行動して欲しい。安易な状態に流れないようにアイデアを生かし、政策・施策に生かして欲しい。
明日を動かす大きな力の一助になっていただきたいと思う。

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