あなたもしてみませんか、命のプレゼント!
骨髄バンクってなーに?

多田そうべい ただそうべい

元 殿さまキングス
NPO法人「命のつどい」 理事長

提供する価値・伝えたい事

「心にビタミンを!」が基本の、多田そうべい「大人の寺子屋」は、いつも教室スタイルで講演。
歌謡界で活躍している多田が、何故、今講師として全国を回っているのか・・・。そのキッカケは、18才の息子を血液の難病で亡くしたこと。彼が残してくれた数々のエピソードを交え、骨髄バンクの仕組みと現状を説明。「骨と交換」「骨を削る」「背骨をいじる」・・・。これらの誤解を正しく説明します。
白血病など、血液の難病発症率は、国内で年間5000人。明日はわが身かも知れません。
どうやって移植するのか等を、「そうだったのか」と、小学生でもなるほどと納得の90分をお約束。

内 容

私の息子が、血液の難病「再生不良性貧血」という病名を貰ったのが幼稚園の時。以来、18才の春に亡くなるまでの12年間、学校と病院に明け暮れていました。
当時は、「骨髄バンク」はなく、ただ本人の頑張りに頼るしかありませんでした。白血病などの病気は、誰かれなく突然発病します。原因も不明で、確実な治療法も見つかっていません。白血病は血液の癌です。再生不良性貧血は「血液の工場」のトラブルです。「血液はどこでつくられていますか?」と聞いても、知っている人はわずかです。骨の真ん中(骨髄)で作られています。「骨髄」と「脊髄」と間違えている人も多いのです。

治療法の一つに「骨髄移植」という方法があります。その条件として、提供する人と、受ける患者の間で、HLA(白血球の型)の一致が必要なのです。その合致率は数千人に一人の割合です。親子でも合いません。そこで、より多くのドナー(提供者)登録が必要なのです。今でも数千人の患者さんが、自分とHLAが合う提供者を待っていますが、現れないまま亡くなっているのが現状です。

提供者は、全身麻酔で腰の骨から「骨髄液」を500ccから800ccほど採取します。その液を、すぐさま患者の腕又は、肩、胸の静脈から点滴で入れます。これが、「骨髄移植」なのです。
公的骨髄バンクが発足して15年目に入ります。多くの人は「第二の人生」をいただいて社会復帰しています。ドナー登録の目標は30万人です。現在、22万人前後です。小学生でも良く理解できるよう、易しくお話しします。

世の中に「難病」は数多くあります。たまたま私の息子が発病した血液の難病。彼が亡くなった今でも、NPO法人「命のつどい」の理事長として、骨髄バンク支援運動を続けています。私の講演を聞いて、「あなたもしてみませんか、命のプレゼント」を・・・。
血液だけの難病に限らず、健康に恵まれている人は、難病で苦しんでいる患者、家族らにも「優しい心を」と呼びかけます。

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