「育ち愛」子育て・親育てのすすめ

徳永京子 とくながきょうこ

マインド・フィットネス協会 代表
踊る保健師・精神保健福祉士

想定する対象者

これから夫婦になる、親になるというみなさんに、家族の絆、親子の絆の大切さを知っていただき、その絆づくりのために必要なコミュニケーション法について実技を交えて学習します。コーチングを使って、相手の心にしっかり届く愛あるコミュニケーションがあふれる家族になりましょう。

提供する価値・伝えたい事

子育ては、親子の育ちあいです。
妊娠を知った時から、赤ちゃんを迎える準備は始まりますが、より良い親子関係、家族関係を築くには、「あなたの存在を心から愛していますよ」ということを伝えあうことです。
どんなに子どもを愛していても、その気持ちの表現方法を誤ると、うまく伝わりません。
その一番まずい伝え方が、「虐待」です。

地域の保健所の保健師として、約20年、妊婦訪問や乳幼児訪問、健診、子育て教室、育児相談などに関わってきた私は、たとえどんな病気や障がいを持って生まれてきたとしても、その子どもの持つ力をうまく引き出し、親として成長していく家族に共通するのは、愛情の伝え方が上手であるということに気づかされます。
反対に、いかに子どもを愛していても、夫、妻を愛していても、「愛しています」ということを伝える方法を誤ると、関係がぎくしゃくします。

20年の地域での育児支援の経験から、初めての育児に戸惑うご両親が、どう成長し、素晴らしい家族に育っていったかを実例を紹介しながら、家族として成長していくヒントをお伝えします。

また、現在、保健師・心理カウンセラーである私が、日常、受ける相談の中から、不登校やうつ病がありますが、その根っこに近い部分に親子関係のつまづきが伺えます。
あの時にお父さんに言われた言葉、あの時のお母さんの態度が深く心に刺さったまま・・・
しかし、その言葉や態度を発してしまった親自身に悪意はなく、表現方法を誤っただけなのです。

内 容

講演の中では、子育てを通じて、親も心豊かに成長していくこと、家族として絆を深めていくという「育ち愛」にスポットを当て、「育ち愛」の絆を築くために心理学をベースにしたコミュニケーションスキル(コーチング)を、「今から使える」ものから紹介し、実技を含む参加型で提供します。

1、どんな夫婦、どんな親子、どんな家族を作りたいですか? その思いはパートナーに伝わっていますか?

2、どれだけ思いが伝わっているか? 実験してみましょう。
ワーク:同じ説明を聞いて、1枚の絵をー描きます。同じ説明を聞いたはずなのに、できた絵は実に様々。人間の受け取り方の違いに気づき、そのギャップをできるだけ少なくするコミュニケーションについて考えましょう。

3、言うことを聞いてくれない・・・子育てで一番よく聞く悩みです。 子どもは親の言うことを聞くのではなく、親のやることを真似て育ちます。

4、マザーリング(良好な母子関係)はあやしたり、話しかけたり、抱っこしたり・・・触れあいの中から育ちます。マザーリングの要素がいっぱい詰まった手遊びやわらべ歌をたくさん覚えましょう。

5、コーチングスキルを使った生活習慣の作り方を学びましょう。
子どもの発達に応じて、食事や排泄などを自立させていくことが必要なのですが、ついつい叱りすぎたり、できないと決めつけて親が手伝い過ぎたり…子どもの力を信じて、体験させ、獲得させることの大切さを学びます。

6、自分のコミュニケーションパターンを知りましょう。
人の言動には、一定の(自分なりの)ルールがあります。まず自分のパターンに気づきましょう。そして、相手のパターンを知ることで、効果的な伝え方が見えてきます。
簡単な心理テストを使い、それを基に、上手な伝え方を練習してみます。

<プレゼント>
子を思う親の思いがいっぱい詰まった曲で、手話を使ったダンスをします。
何度か講演の最後に踊ったことがありますが、涙がでるほど感動した、最後のダンスでいかに自分が愛されて育ったのかがわかった・・・という感想をいただいている自慢のダンスです。

(1回では、エッセンスの体験になります。参加されたみなさんのスキル習得にはシリーズ開催希望です。また、希望者には、妊娠や子育てに関する相談をお受けいたします。)

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