事例から学ぶ安全管理 実践ノウハウ

中村昌弘 なかむらまさひろ

災害予防研究所所長

提供する価値・伝えたい事

幾つもの災害や問題などの事例を次々と挙げながら、具体的な安全管理の方法を解説していきます。

内 容

<事例1>
安全については部下任せの管理者失敗例
→部下の安全意識の低下→災害発生
→この反省から安全にも熱心に取り組むようになった
→無災害の職場に戻った。
■解説:ライン管理者が安全への熱意と関心を日々示すことが大切だ。

<事例2>
人事異動で着任した課長が、日々現場巡視に出向いて事務所に戻ると、
必ず担当職の上級監督者に安全上の問題を指摘した。
→上級監督者は課長から指摘されないように、日々の現場の実態を安全の目で見て改善するようになった。
■解説:監督者も安全の目で日ごろの実態に気配りさせることが大切。=職制を安全に機能させることが大切

<事例3>
若い従業員の作業中の脳動脈瘤による死亡災害の例
→この災害を教訓に健康を確認する方法を開発
■解説:健康の自己管理意識を高めるとともに、監督者による健康確認が大切。

<事例4>
近年は臨時の作業での災害が目立っており、監督者が安全に対する適切な指示をしていない傾向が目立つ。
■解説:どのような簡単な作業でも、安全ポイントを入れた指示をする。これを定着させるために
  実践訓練を根気よく行うことが大切。

<事例5>
ある会社で従業員が機会に巻き込まれて死亡災害が発生した例
→被災した機会はカバーをきちんと →しかし2ヶ月経っても、他の職場の同じ機会には対策を実施していなかった。
■解説:謙虚な気持ちで、水平展開により教訓を活かすことが大切。

以上、5つの例を挙げましたが、この他の例として、
●書類偏重の弊害、
●責任者による洞察と胆識の大切さ
●死亡災害からルールを守ることに厳しい風土づくり
●監督任せの工事計画による大事故の教訓
等々があります。

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