グローバル時代に向けての女性の登用と活用】

古川裕倫 ふるかわひろのり

一般社団法人彩志義塾 代表理事

想定する対象者

管理職、女性社員向け
少子高齢化時代を迎え、これからますます日本の生産労働人口が減少していく。また、グローバル化で日本の会社も次第に変わってくる。
オーストラリアの外国人労働者は労働人口の27%、米国は17%、英国・独国も8%程度だが、わが国はわずか0.3%と断然低い。日本は早晩労働者人口不足となるだろうが、海外からの労働者を積極的に受け入れるだろうか。むしろ、鎖国は続くのではないか。そういう環境下、いったいだれがわが国の働き手となれるだろうか。高齢者やフリーターなどの活用もあるだろうが、やはりここは女性の出番である。

提供する価値・伝えたい事

就職試験や入社の時点では男性よりはるかに優秀な女性が、入社後伸び悩み、何年か経つと男性社員にいつの間にか抜かれてしまうように感じるのはなぜか。
産休や育児休暇などの制度を整備するだけで、問題は解決するのであろうか。確かに女性が働くのにプラスの材料ではあるが、これですべては解決するとは言いがたい。
管理職における女性の割合は、米国で42%、オーストラリア、英国、スウェーデンなどでも30%台であるが、日本はわずか9%。
なぜ日本女性の積極的要用や職場での活躍をもっと期待しないのだろうか。どの経営者に聞いても女性の活躍を期待しているのに、女性社員も自分たちを活用してくれない組織に対して不満を持っているというおかしな現象がある。
制度的な不満もあるが、仕事を任せてくれないなど仕事の進め方そのものへの不満も多い。
それでは男性と同じように仕事をするようになれば、問題は解決するだろうか。つまり、男女平等というのは、男性も女性もまったく同じ仕事をすべきという意味であろうか。答えは、NO。男性と女性の違いはそもそもたくさんあり、例えば体力面でも女性に男性と同じことを要求するのがおかしい。また、女性がそれに応えなければならないと思い込む必要もない。女性は、女性の得意とする部分をフルに活用して、会社に貢献すればよい。
本講演は、女性がどうすれば職場でもっと活躍できるかを説く。得意分野の活用を提唱し、女性が気付きにくいチョッとした工夫を伝授する。働く女性にとってやる気と元気がでる講座。女性を使う立場の男性にも役立つ。

根拠・関連する活動歴

『女性が職場で損する理由』(古川裕倫、扶桑社)

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