原子力発電・崩れた「安全神話」

石澤清史 いしざわきよし

環境ジャーナリスト
環境省 環境カウンセラー

提供する価値・伝えたい事

死者15000人、行方不明者7000人を超える、未曾有の東日本大震災。
加えて、東京電力第一原子力発電所の事故。
モニタリングポストの目に見えない放射性物質の測定値に関心が集中する。
日本世論調査会の「全国世論調査」によると、国内に54基ある原子力発電について、
「廃炉にすべき」という人が82%に上り、「現状維持」の14%を大きく上回った。
福島第一原発事故が収束せず、その後の対応をめぐる政府、東京電力の不手際が指摘されるなか、
国がこれまで推進してきた原子力発電政策への不信感の強さが浮き彫りになった。
今まで、気にもとめていなかった原子力発電と、目に見えない放射能の恐怖に
国民の多くが大きな関心を持つようになった。
そこで、原子力発電と放射能について、その基礎知識から、
「フクシマ」に揺れる世界各国の動き、再生可能エネルギーへの展望など、
今最もビビッドな問題をわかり易く解説する。

内 容

1.あなたは知っている? 
  (1)世界のウラン鉱山は?
  (2)わが国の原子力政策を推進した政治家は?
  (3)世界各国の原子力発電はどれくらい?
  (4)わが国のエネルギー自給率は?
  (5)原子力安全・保安院とは?
  (6)日常生活と放射能との関わりは?
  (7)放射能、子どもは大丈夫?
  (8)福島第一原発から飛散した放射能物質は?

2.「エネルギー基本計画」の見直し ~2030年、原発14基を増設~

3.「フクシマ」に揺れるEU
   ・ドイツ・緑の党 初の州首相
   ・国民投票成立、イタリアも脱原発

4.「チェルノブイリ」原発事故から25年
   ・ヨウ素131の被害 6000人の子どもが甲状腺ガン
   ・土壌145000平方キロメートルがセシウム137で汚染

5.浜岡原発全炉停止へ

6.全国10電力会社の安全対策

7.原子力村と村民の関係 ~東大・原子力工学科卒業生の就職先~

8.原子力政策岐路に ~脱原発先駆者の遺言~

9.老朽原発・大量解体時代に

10.再生可能エネルギーの現状と展望
    太陽光・風力・水力・地熱・バイオマス

11.エネルギーの地産地消
   ・群馬県太田市
   ・鳥取市
   ・山梨県都留市

12.「原発の安全評価」を求めて
   ・G8首脳会議
   ・国際原子力機関(IAEA)ウィーン会合

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