現役精神科教授に聞こう!ホンモノのメンタルヘルス ~ストレスを軽くする「ものの見方・考え方」~

勝田吉彰
かつだよしあき

メンタルヘルス

勝田吉彰
かつだよしあき

関西福祉大学教授 ドクトル外交官(外務省医務官)OB 労働衛生コンサルタント
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想定する対象者

職場のストレスに悩む一般職・リーダー職・組合員など。
 ますます大きくなる職場のストレスに社員がうまく対処できるか否かは、会社のパフォーマンスを左右し業績に直結します。目の前の変えることのできない現実、しかしその受け止め方・とらえ方によって気持ちや行動は大きく変わってきます。その「ものごとの受け止め方・とらえ方」にはクセやパターンがあり、それを健康的なものに修正してゆくワザを持つことがストレス軽減につながってゆきます。

提供する価値・伝えたい事

人間関係・日常業務などあらゆる面で、多彩なストレスの発生するのが現代社会です。こうした現実に直面したとき、そのとらえ方(これを認知といいます)によって、同じ現実でも必要以上に悲観的な気分になったり不適切な行動につながったりします注)。逆に、健康なとらえ方のテクニックを身につけ、メンバーひとりひとりが、目の前の現実から受けるストレスを減らすことができれば仕事のパフォーマンス向上にもつながります。現実のとらえ方のノウハウを柱に、快適な職場づくりのお手伝いをさせていただきます。

注)現実のとらえ方(認知)に注目してさまざまなメンタル疾患の治療を開発していったのが米国フィラデルフィア大学のA.Beckが創始した認知療法で、いまでは臨床場面で幅広く応用されています。演者は英国オックスフォード大学でこの認知療法を学び、帰国後に同大学の一般向けブックレットを翻訳、「不安ときどき認知療法・・・のち心は晴れ」(星和書店)として出版しています。

内 容

Ⅰ.ものの見方=認知とは
 目の前の現実のとらえ方が、感情や行動に影響するメカニズムを理解していただきます。

Ⅱ.不健康な認知と対処の方法
 「認知の歪み」と称される、不健康な認知のパターンを紹介し、実例をもとにしたワークを通じて対処の方法をマスターします。

Ⅲ.リラクセーションをマスターしよう
 あわせて、筋弛緩法や自律訓練法のリラックス法を実地にやりながらマスターしていただきます。これらの方法は健康な認知の獲得とあわせると、より強力なストレス対処の武器となります。

根拠・関連する活動歴

1.現役の精神科教授として、教育・診療・研究にたずさわっております(講義担当科目は「精神医学」「精神保健学Ⅰ」「精神保健学Ⅱ」「老年医学」「国際福祉開発論」「国際看護」)。
2.英国オックスフォード大学精神科教室に留学し、認知療法を学んできました。帰国後、師匠の作製した一般向けブックレットを翻訳し「不安ときどき認知療法・・・こころは晴れ」(星和書店)として出版し臨床にお役立ていただいています。
3.教授職のかたわら、非常勤で東証一部上場企業と独立行政法人の産業医を務め、職場のメンタルヘルスについて経験を重ねています。

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