コトバは人を幸せにするためにある
~ 人生は遊びに来たんやもん ~

長谷川 満 はせがわみつる

家庭教師システム学院 代表
ペアレントセミナー 主宰

想定する対象者

成人一般
 日本人は古来より言葉を大切にしてきました。
 言霊(ことだま)という言葉がありますように、良きコトバは良き「コト」と「バ」を引き寄せると言われております。

 言葉の乱れや人間関係の難しさを痛感する今、良きコトバを使うことで人も自分も気持ちよく生きられる社会を築くヒントにしていただきたい。

提供する価値・伝えたい事

茶道には「和敬清寂」という言葉があります。 「和」とはどのようなことを意味しているのでしょう。
和というのは、平たく言えば仲良くすること。ただ、単に相手に合わせるのが和ではありません。
「君子は和して同ぜず」という言葉があるのですが、その意味は、本当に立派な人は相手と調和し仲良くあろうとするが、だからといってむやみに同調したりしない、というものです。
和を英語でいうと「 harmony = 調和 」。いろんな音色が響き合い、重なり合って、交響曲になるようなイメージです。そこには、自分を主張し過ぎず、調和を大切にしながら自分の個性(善さ)を生かしていく。そういう心を日本人は大切にしてきました。

「仲良きことは美しきかな」 和に美を見る。
幸せとは本来「仕合わせ」と書きます。仲良くお互いに「仕え合う」ところに幸せを感じていました。
 
和とは「自尊他尊」。 自分を殺すのではなく、全体の中で自分をどう生かすのかを考えること。その為には、まずは相手に合わせていく、共感していく、理解しようとする・・。そうすれば、相手も安心して心を開いてくれる。心が開けば、こちらの話も聞いてもらえる。合わせてくれる。仲良くなるには、相手の音に合わせていく。相手の音色、音調を壊すことなく。それは相手を尊重すること。それが日本人が大切にしてきた和の心だと思います。

「 和 」はまた、昔から日本人が大切にしてきた「 敬 」に通じています。

古代の日本人は互いに、「~のみこと(命)」と相手を神の「分け命」として敬い、そう呼び合っていました。また、男性は「~ひこ(日子)」であり、女性は「~ひめ(日女)」でした。(「ひこ(日子)」「ひめ(日女)」は天照大神の子孫という意味)

あいさつをするときには互いに柏手(かしわで)を打ち、まず相手の命に宿る天照大神の「分け命」を拝んでいました。
私たちの祖先は、なんと美しい心をもっていたのでしょう。そして、その美しい心が「 和 」を実現します。

内 容

一つの言葉でけんかして、一つの言葉でなかなおり・・。言葉は人を幸せにもすれば、不幸にもします。
人を幸せにする言葉をたくさん使うことで、お互いが感謝し合える『幸せな社会』も築いていけるのではないでしょうか。
では、人を幸せにする言葉とはどんなものでしょう?それらを心に響く詩と、心あたたまるエピソードで紹介していきます。

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