違いを知ると優しくなる

黒田クロ くろだくろ

漫遊書家、イラストレーター、講演家
株式会社クロデザインスタジオ 代表

想定する対象者

一般の方々、人権教育に関わる方々、青少年健全育成指導者の方々

提供する価値・伝えたい事

人はひとりひとり違います。
みんなが違う、ということを改めて考え直してみませんか。
みんなが違うということを知りましょう。
違うことを否定するのではなく、受け入れる心をもつことが大事です。

考え方が簡単に変わりますよという人、そう簡単に変わるもんじゃないという人がいます。考えというのは、その人が生まれてこのかた勉強し、経験したことによってできるんです。
やり方、見方、生き方、しゃべり方・・・、見る方向を変えると考え方が変わっています。見る方向を変えるということは、立ってる場所を変えるということ。立場を変えれば相手の気持ちがわかるようになります。自分がしてほしいことを相手する。自分がされて嫌なことはしない。人権を尊重するとは、相手の立場に立って考えること。講演では。簡単にできるゲームを取り入れ、見方や受け取り方が一人、一人違っていることを体感していただき、人権意識を高めていただきます。

内 容

相手のことを受け止めることは簡単です。
でも、受け止めるだけではだめです。受け入れることが大事です。
受け止めるだけでは、簡単に返すことができます。
でも、受け入れれば、お腹の中に入り、体で相手を包み込むことができます。

そういう、相手のことすべてを受け入れることが、
実はできるようでできない、難しいことなのです。

仏教では、すべてを「想定内」、何が起きても「想定内」、
想定していなかったことも「想定内」としてすべてを受け入れます。
やられたらやり返す、言われたら言い返す、なのではなく、
どこかで誰かが受け入れてあげないと、だめなのではないでしょうか。

他人は変えられませんが、自分は変えることができます。


刑務所の慰問公演に行ったことがあります。
聴講者700人がみんな丸坊主でした。とても話しづらかった。
刑務所では反省する人と反発する人に分かれます。
反省する人は、周りの気持ちを受け入れ、真摯に罪を償います。
反発する人は、人の気持ちを受け入れられず、跳ね返してしまうのです。
刑務所では、周りが受刑者を受け入れないから、彼らも周りを受け入れられなくなってしまいます。

誰かが彼らのことを受け入れてあげなくてはならないのではないでしょうか。
これは、刑務所の中だけの話ではないと思うのです。

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