アンガー・マネジメント
怒りをコントロールする技術
安藤俊介 あんどうしゅんすけ
アンガーマネジメントコンサルタント一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 代表理事
想定する対象者
・労働組合 組合役員の方々(職場委員、分会長、職場代表・・・など代議員の皆さん)
・企業ビジネスパーソン 経営者・管理職、職場のリーダーの皆さん
提供する価値・伝えたい事
皆さん、「怒りの感情」って何だと思いますか?昨今仲々怒れない人が多くなっておりますが、
どうせ怒るなら・・・怒っても好かれるような怒り方をしませんか?
アンガーマネジメントは決して、怒らないことではありません。
職場環境が乱れ、疲労感やイライラが募っている時こそ、日々絶え間なく様々な出来事が起こるものです。
そのような中でも職場リーダーは、それに冷静に応え、その場における問題解決が求められます。
「怒り」そのものの仕組み、システムを理解し、スキルを磨いていきましょう。
内 容
*アンガー(アングリー)は怒りを意味し、マネジメントは管理ではなく「配分する」ことを意味する。
→怒りの感情を如何に配分(調整)していくかということ。
*アンガーマネジメントの目的は
「怒らないことではなく怒るときは怒り、その必要がないときは怒らないように区別をはっきりさせること」
①6秒 ②三重丸 ③分かれ道
→怒ることは「感情表現の一つで身を守るためにも必要。ただ 「怒ることと、怒らないことの区別ができていないことが
問題」である。
*怒ることで気をつけることは
①頻度が高い
②怒る度合いが強く一度怒ると止まらない
③攻撃的で他人や物を傷つける ような状況。
〇アンガーマネジメントは
「心理教育であり心理トレーニングだ。
訓練によって怒るべきこと、怒らなくていいことの区別ができるようになる。」
スタッフからのコメント
「アンガーマネジメント」・・・。
安藤さんはアンガーマネージメントの概念を持ち込んだ第一人者の方です。
「アンガーマネジメント」とは怒らないことではなく、
言葉通り「怒る」感情を上手く「コントロールする」という定義です。
コーチング、WLBなど欧米から発祥した理論の一つですが、
以下に活用できるスキルです。
①管理職(リーダー層)向け リーダーシップ
アンガーマネジメントを理解することで、より良い部下指導、リーダーシーを発揮できる。その結果、生産性を上げることが出来る。
②管理職(リーダー層)向け コンプライアンス
パワハラ予防にもなるし、全社的CSR見地で言うと、
部下にボロカス言って、その辞めた社員が会社の裏情報を暴露・・・
というのも過去によくあった事件です。
③クレーム
クレーム研修というと、川田茂雄さんに代表されるような「大クレーマー講話」、
クレーム応対集が大きなクラスターになりますが、
「怒り」を理解することで、クレーム対応がよいしやすくなります。
④メンタルヘルス
怒りは、自分のメンタルヘルスと密接に関わりがあります。
また、怒りをコントロールすることで、良好な対人関係を築くことが可能になります。
・・・話力もあり、ワークもいくつか入り、楽しい雰囲気の中で進行されます。
(労組担当:紀三井省次)