スマート農業のすすめ
~農業を情報技術でかっこよく稼げて感動があるものに~

渡邊智之 わたなべともゆき

一般社団法人日本農業情報システム協会 代表理事
スマートアグリコンサルタンツ合同会社 代表/CEO

想定する対象者

自治体農林水産関連職員
農協農業技術普及担当者
農業者
大手企業幹部社員

提供する価値・伝えたい事

環太平洋連携協定(TPP)への参加や法人化・大規模化、輸出促進等の政策により農業分野は大きな環境変化の中にあります。また、政府の政策としても「スマート農業の推進」を大きく取り上げるなど、農業分野でのAI(人工知能)やロボットの活用への関心が高まっています。
 情報共有、データ分析、シミュレーション、トレーサビリティ、可視化等の取り組みと、それによるブランドの確立や意思決定支援などについて各地の実例や最新の動向を踏まえて「スマート農業の現在地」をご紹介し、「かっこよく・感動があり・稼げる新3K農業」を実現すべく「これから進むべき方向」について講演します。

内 容

スマート農業でイノベーションを! 私たちは農業界の課題解決に取り組んでいます。

食のバリューチェーン全体を俯瞰し、最適な方向性を持って、食・農業の新たなビジネスモデルを創造することができるということ。さらにはオープンデータ・ビックデータを利活用して、医福食農連携などの相乗効果につなぎ、国際社会における日本の農業の生き残りに貢献することを目指しています。

日本の農業は、生産者の高齢化、就農人口減、耕作放棄地の増加といった多種多様な課題をかかえています。また農業法人数や一戸当たりの作付面積については年々増加しており、今までの小規模農業に限界が来ていることを感じます。

これら最先端のIT農業の事例と現在の課題、さらに目指すべき未来の姿について講演します。

根拠・関連する活動歴

1993年大手IT企業に入社。宅内交換機、宅内電話機の開発に従事、その後事業企画部門へ異動し、医療・動物医療・農業に関するイノベーション創造に深く関与。主に各種センサーによる生育関連データ蓄積及び作業記録アプリ等、「スマート農業」関連ソリューションの開発を主導。その際、自分自身が農業現場の実情を知る必要があると考え、実際に農業法人に飛び込み農業を学んだ。2012年から2015年まで農林水産省で「スマート農業」推進担当として政府の「スマート農業」関連戦略策定や現場の普及促進に努める。その経験から慶應義塾大学SFC研究所の研究員として「スマート農業」関連の研究にも関わり、農林水産省や自治体の「スマート農業」に関する会議にも有識者や座長としても参画している。2014年、ICTやIoT、AIなど「スマート農業」の利活用促進、次世代農業人材の育成を目的とした業界団体、日本農業情報システム協会(略称JAISA)を設立し、代表理事に就任。(2019年一般社団法人化)また、2018年にはスマートアグリコンサルタンツ合同会社設立、代表/CEOに就任。

【受賞歴】
2008年 Interop Tokyo 2008 Best of Show Awardグランプリ
2015年リンクドオープンデータチャレンジ2014アイデア部門優秀賞
     農林水産省優秀職員賞朝活勉強会【霞が関ばたけ】アワード
2016年リンクドオープンデータチャレンジ2015 LOD推進賞
2017年 RESASアプリコンテスト「ソフトバンク・テクノロジー賞」
2018年大地の力コンペ「未来農業シーズ賞」
2019年大地の力コンペ「未来農業シーズ賞」

【主著】
2017年5月,「スマート農業バイブル~『見える化』で切り拓く経営&育成改革」,巻頭言を執筆, 産業開発機構
2017年10月,「日本の未来100年年表」,農業の未来の章「スマート農業」を執筆, 洋泉社
2018年5月,「スマート農業のすすめ~次世代農業人(スマートファーマー)の心得」,単著, 産業開発機構
2018年5月,「“人工知能”の導入による生産性、効率性の向上、新製品開発への活用」第17章人工知能の農業への活用を執筆, 株式会社技術情報協会
2018年10月,「スマート農業バイブル PartII―『データドリブン』で日本の農業を魅力あるものに」,巻頭言を執筆, 産業開発機構
2018年12月,「人と仕事の未来2019-2028」アグリカルチャの章を執筆, 日経BP総研ビジョナリー経営ラボ
2019年2月,「スマート農業360」創刊企画、巻頭言を執筆, 産業開発機構

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