認知症治療薬アリセプトを開発のあの博士も絶賛
懐かしい音楽や映画を用いて高齢者の脳にしまわれた記憶を喚起し、ココロの扉を開く「パーソナルソング・メソッド」

津森修二 つもりしゅうじ

心療回想士
産業能率大学兼任講師
ツモリレコード株式会社 代表取締役

想定する対象者

認知症対策の3要素は「Physical=身体」「Medical=医療」「Mental=ココロ(脳)」と言われています。しかし前者2要素の具体的な施策はある程度出てきているものの、後者のココロに関する具体策はなかなか出てきません。様々なパンフレットでも「お友達を作りましょう」「新しい趣味を持ちましょう」といったなおざりな言葉でお茶を濁されています。もし高齢者のココロの扉を開くことが出来れば、「Physical」「Medical」にも良い影響がある筈です。そしてそのカギは高齢者自身の脳にしまわれた記憶にあります。

提供する価値・伝えたい事

高齢者それぞれが脳の中に持っている「記憶と結びついている音楽や映像」を探し出してオリジナル素材で再体験していただく事によって本人の力で認知症を予防・改善できる全く新しい心理療法「パーソナルソング・メソッド」の具体的な実践の仕方と、それに伴う高齢者のココロの扉の開き方についてお話しします。
「パーソナルソング・メソッド」は懐かしい音楽や映画をオリジナル素材で再体験することで記憶喚起を図り、それをおしゃべりすることで脳を活性化する弊社開発の認知症を改善・予防の心理療法です。既に300人以上の高齢者に実施されていて多くの方がその効果を実感されています。
2014年公開の米ドキュメンタリー映画「パーソナルソング」の中で、かの認知症治療薬アリセプトを開発したピーター・デイビス博士は「私が40年掛けて開発した薬より、この音楽を使った療法の方が優れている」と絶賛しています。

内 容

1.厚労省が発表した「認知症大綱(2019/6)」を基に、我が国の認知症への取り組み、特に今回から追加された「予防」の観点を解説します
2.認知症対策の3要素と言われる「Physical(身体)」「Medical(医療)」「Mental(ココロ)」について解説し、我が国では前者2要素に比べ後者のココロへの具体策が殆ど無い現況を共有します
3.高齢者のココロにフォーカスした全く新しい心理療法「パーソナルソング・メソッド」を解説します
・ベースとなっている理論、学術発表(カルフォルニア大学の発表やADL記憶について)
・そこにエンタテインメントの要素を掛け合わせる意味
・実施例
・エビデンス例(脳血流量の変化)
4.「パーソナルソング・メソッド」の実践実習
・軽運動と発声練習のやり方と効果
・話し方聞き方(1H話法、否定しない話術)
・聞き出した記憶のまとめ方
5.まとめと質疑応答

根拠・関連する活動歴

「パーソナルソング・メソッド」を高齢者施設、商業施設イベントなどを通じ、これまで300人以上の高齢者に実践し、普段居眠りばかりしている人が饒舌になり、無表情だった人に笑顔が戻るなど多くの方に喜んでいただいています。これを受け、BSテレビ東京「カンニング竹山の新しい人生、始めます!」で紹介され、番組内で脳科学の権威である「メモリークリニックお茶の水」朝田 隆院長が絶賛して下さったり、日刊スポーツで「パーソナルソング・メソッド」を紹介する連載が始まったりしています。
この非薬物介入法を覚えて、高齢者とのコミュニケーションを深めることで医療的にも多くのメリットが得られることでしょう。

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