起業ならびに新規事業企画のためのビジネスプラン

臼井冬彦 うすいふゆひこ

北海道大学観光学高等研究センター 客員教授
臼井事務所 代表

想定する対象者

・起業を考えておられる方
・企業の中で、新規事業の企画をされておられる方
・事業経営者

提供する価値・伝えたい事

新しい製品、サービスをもとに、新しい事業プランを考えておられる方が、次にしなければならないのは、ビジネスプランに落とし込むことです。アイデアは重要ですが、プランへの落とし込みなく、アイデアレベルで事業化を図ると、思わぬところで落とし穴にはまります。既存の製品をもとにした新しい市場への展開もまたしかりです。
 ビジネスプランというのは、外部からの資金調達のためや上司の承認のためだけに必要なのではありません。当事者者として見落としがないか、本当に、このアイデアで事業化できるのか、そのためには、どの手順で何を実行していけばいいのかを示す行動の羅針盤でもあり、より具体的には、アクションプランシートでもあります。
 この理解のもとに、ビジネスプランの役割、意義、さらに具体的な構成要素、各々の構成要素の重要ポイントを理解します。
 これにより、起業の準備や新規事業企画において、課題も含め、より具体的かつ現実的なプランを作成できるようになっていただけると思います。

内 容

・アイデアとプランの違いを学びます。
・ビジネスプランの意義を改めて考えます。外部投資家、会社の上司への提案書というだけでなく、当事者の具体的な行動の羅針盤としての意味があること、つまり事業当事者のためにプランが必要であることを理解します。
・ビジネスプランの構成とその構成要素を学びます。サマリー、マーケティングプラン、オペレーションプラン、収支計画、さらに、リスク要素の検討がそれにあたります。
・各々の構成要素における重要なポイントを事業当事者の観点からと、外部投資家の観点の両面から解説します。
・最後に、それらのサマリーシートをまとめる上でのテンプレートを紹介し、より、簡潔で魅力的な表現を意識していただきます。

根拠・関連する活動歴

シリコンバレー駐在時、関係しているベンチャーのCFO)主席財務担当者)として3回のエクイティファイナンスに挑戦しました。当然、まずは、魅力ある、かつ現実的なビジネスプランを作り上げるのが大前提です。
さらにその後、ベンチャーキャピタルとして活動する中で、数百のビジネスプランを読み、実際の投資、提携活動に携わってきました。魅力的なプラン、2-3ページ読んで捨ててしまうもの、読みやすいもの、読みにくいものなど、玉石混交です。
それらの経験の中で、当事者にとって、また外部の投資家にとって、ビジネスプランが果たす役割、その意義、そこに込めなければならない思いなど、自分なりに蓄積されたものがあります。
 30年ほどのビジネス経験後、地域のスモールビジネスを立ち上げるという趣旨で、地域活性化にまつわる様々な活動をする中で、「地域のスモールビジネスセミナー」や、「地域おこし協力隊」の人たちの自立を助ける活動の中で、このビジネスプランの講義をしてきました。又シリーズで展開するときは、これに沿ったプランづくり、その発表という形で、実際の企業や新規事業の展開を手伝ってきました。
 頭の体操ではなく、実際に役に立つとともに、必要とされるポイント、エッセンス、落とし穴についいてお伝えしたいと考えています。

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