コロナウイルス拡大の中で見る
MLBの一流の組織論

タック川本 たっくかわもと

国際ビジネス&スポーツアナリスト

想定する対象者

企業経営者

内 容

MLBとコロナウイルスは無関係に思われますが、今、アメリカでコロナウイルス収束に向けて貢献しているのがMLBです。ゲーム開幕はなくてもMLBは、アメリカ国民と一緒にコロナウイルスと闘っております。

1-MLBが全米で初めて大規模のコロナウイルス抗体検査を実施
2020年4月14日、MLBの球団職員と選手の1万人を対象に、コロナウイルス抗体検査を実施することを発表。スタンフォード大学とUSC「南カルフォルニア大学」とソルトレイクにあるMLBのアンチドーピング研究所の3か所の取り組み
で検査を行うことになった。MLB球団は、アメリカの大都市に拠点を置き、場所も異なり、球団に携わる職員、選手の年齢も幅広いので、1万人の抗体検査の研究を前進させることができる画期的取り組みが始まった。
通常1万人の抗体検査のデータ
を実施するためには、年単位の時間を要するが、MLBが進んで協力してくれることで、数週間という短い期間でデータを採取することができる。「抗体検査の内容はMLB、スタッフと選手にキットを郵送で送り、指先から血液を採取し、それを送り返すといったもの」MLBは、アメリカが誇る国技、スポーツであり,エンターテイメント。そして、企業であり、組織でもあります。一流の組織として、    アメリカの国をリードする企業でもあります。常に社会への恩返し、自分たちが立ち上がって国に貢献をするという強く、高い意識を持っているMLBです。だからこそ国難にある時、自ら何ができるかと考え、いち早く手を挙げて、国に貢
献するという一流の組織論を持っております。

2-MLBが取り組むOSA{Occupational Safety and Health
Administration}
MLBは、OSHA{労働安全衛生局}との取り組みを含め、社会が直面している労働安全衛生面の最先端を、スポーツのみならず、社会をリードしています。私が思うのはスポーツ経団連のような存在だと思います。

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