「シビリティ、心理的安全性、生きがい(ikigai)で読み解く
ダイバーシティマネジメント実践のポイント

根本忠一 ねもとただいち

日本生産性本部 メンタル・ヘルス研究所 特別研究員

想定する対象者

企業・団体で部下を持つ人、労働組合のリーダーを想定しています。

部下のマネジメントに困っている人、沈滞した職場を何とかしたい人にお勧めです。

提供する価値・伝えたい事

「多様性の尊重」は時代が求める重要なテーマです。しかし表面的な意味でそれを受け止めるだけだと組織は行き詰まる危険があります。

組織が個人を尊重することでそこに心理的安全性を確保できた従業員が組織のために力を発揮したくなる安心と挑戦の相互作用が必要といえます。

ここでお伝えしたいことは表面的な問題解決や一時しのぎのノウハウではありません。

激動するダイバーシティ時代の中で、人が何に拠って立ち、本物の活力を得るための真の知恵を提供いたします。

三十年以上の企業コンサルティングの経験の中で言えることは、人は癒しを得ることよりも生きる意味を見出すことで活力ある職場を作れるということです。

そのためには、一人ひとりの個性が尊重され心理的安全性を確保され、それによって自分を活かしながら組織のために力を発揮するという構図を作ることがポイントになります。

そのための考え方を学術的な裏づけと私自身が関わった企業での成功事例から紐解いていきたいと思います。

内 容

研修のキーワードである「シビリティ」「心理的安全性」「生きがい(ikigai)」は言わんとする内容そのものは決して新しいわけではありません。

しかし目まぐるしく変わる時代にあって、新たな意味が吹き込まれ、生まれ変わって新たな価値を得たといっても過言ではありません。

変化の中だからこそ、人には安心できる拠りどころが必要です。それは仲間であったり家族や組織であったり、または信念を支える言葉であったりします。

どんな時にあっても人が強くしなやかに生きられるためには何が必要か、それをベースにダイバーシティの時代に、多様性を武器に未来を切り開くための実践に活かせるお話をしたいと考えています。

1.私たちを取り巻く情勢

2.シビリティ(礼節)

3.心理的安全性

4.組織課題としての従業員の“生きがい(ikigai)”

5.まとめ 「競争」よりも「共生」

根拠・関連する活動歴

「多様性の尊重」をベースに、従業員の自律性や主体性を発揮し、組織に良き価値を提供するためにはどうしたらいいでしょう。

私はこれまで「働く人を元気にして組織を活性化する」という取り組みを続けてきました。

心理調査に基づいて職場の管理者と面接し従業員を教育しその効果測定を重ねて見出した組織にとっての重要な価値をここで伝えていきます。

この取り組みにおいて、論文「メンタル・ヘルスの指標を用いた組織活性化の試み」で全日本能率連盟賞を受賞させていただきました。

他にもいくつかの企業の大臣賞受賞のお手伝いをさせていただきました。これらの成果を踏まえお伝えしたいと思います。

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