いつ・誰に降りかかるかわからない親の介護を学ぶ講座

三田村 薫 みたむらかおる

介護・医療職専門コーチ

想定する対象者

団塊世代が後期高齢者になる「2025年問題」が迫り、40~50代社員の約6割が3年以内に家族の介護に直面する可能性があります。近い将来、中核社員の多くが仕事と介護の両立に直面することになるのです。

この講座はこんな方におススメです!

・今は元気だけど、将来のことを考えると心配
・一人っ子だから、自分が親を看るしかない
・遠方に住んでいる親に頻繁に会いに行けない
・管理職で部下の手前、介護で会社を休めない
・親と仲が悪くて、できれば介護したくない
・親が元気なうちから、準備しておくことを知りたい
・親が望む生活を叶えてあげたい
・「自分でできる」と言い張る頑固な親に困っている

提供する価値・伝えたい事

『隠れ介護』とは、職場に家族の介護をしていることを知らせずに介護を抱えこんでしまっている状態を指します。コロナ禍となり、在宅勤務で「仕事」と「介護」の線引きが上手くできず、知らず知らずの内に『隠れ介護』となっているケースも増えています。

では、なぜ『隠れ介護』に陥ってしまうのでしょうか?

親の介護がはじまる40代~50代は、働き盛り世代といえます。会社で昇進し、管理職としてバリバリ働いていらっしゃる方が多い世代です。

「介護していることがバレると重要な仕事から外される…」
「会社に迷惑をかけられない」
「介護で休んだら部下に示しがつかない」

このようなことが、職場に親の介護を知られたくない理由になっているようです。

親の介護問題は、多くの社員にとって避けては通れないライフイベントになりつつあります。介護は継続した生活のことであり、要介護者の本人にとっては、非日常ではありません。安定した介護生活を構築するには、地域包括支援センターに要介護申請の一部代行を依頼するなど、公的支援制度の活用が欠かせません。また、遠方で独り暮らしをしている親のことが心配という方も多いのではないでしょうか。

いつ・誰に降りかかるかわからない親の介護のことを知り、今からできる準備や親が要介護となった場合のリスクや心構えなどをお伝えします。

内 容

【講座内容】

・利用できる介護保険サービスとは?
・どこまでお願いできるの?
・65歳以上の6人に1人が認知症患者「うちの親は大丈夫?」
・親が元気なうちから準備しておくこと
・親が認知症になってから、やってはいけないこと
・介護が必要になる前に子供たちで決めておくこと
・親の立場になって本当に望むことを考える
・”親のため”と“親の立場”の違い

根拠・関連する活動歴

私は、在宅生活をされている高齢者の方のケアマネジャーをしていた頃は、様々なケースを担当してきました。

・アメリカの住んでいらっしゃる一人息子さんと独居のお母さまのケース
・老々介護のご夫婦二人暮らしで自宅での生活を望まれるケース
・独り暮らしでゴミ屋敷となってしまっているケース
・介護が必要だけど、ご家族と不仲で孤立してしまっているケース
・独り暮らしで骨折入院から在宅復帰されるケース

家族介護の難しいところは、状況を客観的に把握できなくなり、柔軟な発想や対応ができず、結果、気づけば自分一人で抱え込んでしまうところです。

介護は、要介護者の生活を支えることだとすると、”支え”は多い方が安定した生活を送れることは明白です。でも、一人で介護を担うというのは、介護者が倒れてしまったら要介護者の生活にダイレクトに皺寄せがいってしまいます。

介護は一人で頑張るのではなく、公的支援制度などを活用して”親の立場”で介護生活をサポートしてあげてください。

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