「私らしく、自分らしく」
~何となくの毎日から何かに気づく~

桂 七福 かつらしちふく

落語家

想定する対象者

子供から年輩の方々まで広く聴いてもらいたい。

提供する価値・伝えたい事

性別にしばられて人間らしく、自分らしく生きられないとしたら、それはとても不幸なことではありませんか。
 ですから、性別による変な「差」は『人権問題』なのです。
 私自身も母子家庭に育った環境でジェンダーにさらされた日々を深く記憶に刻まれています。
 身近にもジェンダーが溢れています。たとえば、
・自治(町内)会長は、必ず男性である。
・男性は上座で、女性は下座である。
・会合では、女性が湯茶の準備や後片付けをし、男性だけで話し合っている。
・地域の行事では、女性は裏方で、男性だけが表舞台に立っている。
・地域の行事では、調理や細かいしごとは女性で、大工しごとや力しごとは男性である。
・お祭りの寄付者の名簿には、一家を代表する男性(夫)の名前を書く。
・子ども会などで出す記念品や賞品が、女の子用がピンク、男の子用がブルーなど、区別されている。
・女性や女の子が参加できないお祭りがある。
・ボランティア活動をしているのは、女性ばかりである。
・日常の近所づきあいを、女性(妻)にまかせきりである。
 挙げればきりがない。極端な例えだと思う人も多いかもしれないけど、その根っこの部分にぜひ注目してもらいたい。
 「自分」として何かを我慢したり、強制されたり、また逆に強要したり、当たり前と思っていたり…。
 大急ぎで考えなければいけない問題がたくさんあるんです。人権・差別問題なんです。

内 容

落語家の講演なのですから、まずは「笑いながら気づく」ということがモットーです。
落語を聴くように楽しい雰囲気の中で、何かを感じてもらえるように心がけてお話を進めております。
従来「人権講演会=つらい・悲しい・暗い」というイメージが定着してしまっており、講演会会場におこし頂く人が少なくなっているのが現状です。啓発意識が薄れているとは思いたくないのですが…。
日頃の中の気づきのポイントとして、例えば、親戚の子どもさんから「今日、学校で体育の松本先生に叱られた」と聞いた場合、あなたの頭の中に浮かんだ「松本先生」の性別はどちらですか?
ほとんどの方が「男」をイメージされます。
こんな「思い込み」が日常には溢れています。
この「思い込み」が正しいか間違っているかを追求することが主旨ではありません。
双方の「思い込みのズレ」を知ることで、ズレから生まれてしまうトラブルを回避したり、解決できる方法を知ることができます。
みなさまに気づきのポイントを多く持っていただきたいです。

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