防災と「やさしい日本語」
~情報弱者を出さないために~

老邑敬子 おいむらけいこ

日本語教師 (大阪 YMCA 日本語学校他)
やさしい日本語指導者
大学非常勤講師 (関西国際大学)  防災士

提供する価値・伝えたい事

今、私たちの周りには外国の人が増えています。留学生、技能実習生、旅行者、近隣で暮 らす人々など、日ごろから日本語以外の言葉を耳にする機会が増えました。そして、その多 くが英語ではないことに気づいておられるでしょう。実は、日本に住む外国人とは、英語で はなく、簡単な日本語の方がコミュニケーションを取れることがわかっています。これが 「やさしい日本語」です。
災害は、時や場所、人を選ばず襲いかかります。過去の災害では、多くの外国人が情報弱 者となり、支援を受けられませんでした。「やさしい日本語」はこの経験から生まれた「外 国人にわかりやすい表現方法」です。最近は外国人のみならず、高齢者、障がい者などへの バリアフリーの言葉として使用され、効果をあげています。「やさしい日本語」は、これか らの日本に求められる重要なツールです。この講演は、表現や言い換えのコツを学び、 命を守る言葉として、明日から「やさしい日本語」を使っていただくことを目指します。

内 容

1、 「やさしい日本語」とは何かを知る

2、 なぜ今、「やさしい日本語」が必要かを知る

3、 防災に求められるコミュニケーション力を知る

4、 「やさしい日本語」の言い換えルールやコツを知る

5、 「やさしい日本語」を使えるようになる

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