「古典落語に見る親子関係」

桂 七福 かつらしちふく

落語家

想定する対象者

主に教育委員会主催の会や学校関係・保護者会・小中高校生対象にしたお話内容になります。

提供する価値・伝えたい事

私も息子と娘の2児の父親です。子供を叱ったりしつけをするのは難しいですね。また、誉めるのも難しい…。
 でも、ありがたいことに私の本業とする落語の中にはさまざまな親子が登場してくれます。そして、たくさんの場面描写があります。
 古典落語ですから古臭い説教かと思えば、本質を鋭くついている会話がいっぱいです。
「自分もあんなお説教ができたら…」
とか、
「そういう父親になれたら…」
というように憧れさえも感じさせるような人物が登場します。
 逆に悪い例もあって、親の、または子供の不用意な言葉が大きな問題を引き起こすなんてのもあります。
 落語の中の場面を再現しながら、今に取り込めるものはどんどんと吸収できるようにしたいものですね。
 親子でトントンと漫才の掛け合いのように進行する会話。その中にたくさんのエッセンスが隠されていることを解説しながら、聞いているみなさんに笑ってもらいながらお話を進めていきます。
 時には大人として「苦笑い」しかできないような子供の発言もあったりします。でも、子供はそういうことをいっぱい考えているんでしょうね。
「親子であっても人と人として付き合えたら…」。大きなテーマであり課題でしょうね。

内 容

古典落語の中にも親と子の会話風景やお説教・しつけの場面などたくさんに出てきます。
 けど、そんな多くは「人間と人間が向かい合っている」というような描写がたくさんあります。
 古典落語だから古い考え方の会話と思っていたら大きな間違いだったりします。
 たとえ親子であっても「人と人とのつながり」であることを思い知らされる場面がたくさんあります。今あらためて落語を引用した話の中で、みなさんいっしょに「親子」を考えてみませんか?
 みんな昔は子供だった。

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