私の役割は半年ごとに変わる‼︎「共創」をキーワードに
技術者から経営者に転身し、今も自己改革を続ける
ロボット掃除機ルンバの生みの親、コリン・アングル氏

大谷和利 おおたにかずとし

ITジャーナリスト
テクノロジーライター
GマークパートナーショップAssistOn取締役

想定する対象者

技術畑出身の企業経営者の方。スタートアップ企業の経営者の方。経営やリーダーシップのロールモデルを求めている方。

提供する価値・伝えたい事

コリン・アングルという名前には馴染みがなくても、ロボット掃除機の代名詞となった「ルンバ」を知らない方はほとんどおられないでしょう。しかし、ルンバは、エンジニア出身で30年以上にわたってそのメーカーiRobot社のCEOを務めているコリン・アングル氏の存在抜きには語れません。
単なる技術デモではなく、人の役に立つロボットを作りたいと、消費者が夢にも思わなかったロボット掃除機を開発して普及させたコリン氏は、有名なカリスマ経営者の故スティーブ・ジョブズ氏とは正反対の経営手法でiRobot社を成長させてきました。その秘密は、社会や組織の変化に合わせて常に自身の役割を見直しながら、モノ作りと同じ情熱を持って組織づくりに取り組んだことにあります。
本講演では、社員から「アプローチャブル(親しみやすく相談しやすい)」であると慕われるコリン氏の足跡を辿り、経営者としての心構えを考察します。

内 容

役職は、上下関係ではなく役割が異なるだけ。日常の会議は、各自のデスクの前で立って行う…など、iRobot社のユニークな業務スタイルをご紹介。そして、コリン・アングル氏がロボット開発を志すに至った幼少期のエピソードをはじめ、紆余曲折の末にルンバを開発し、資金源だった国防系のビジネスと決別してコンシューマー製品に専念するようになった経緯、浅からぬ日本との関係などに触れながら、その類稀なリーダーシップがどのように醸成されていったのか、その秘密を探っていきます。

根拠・関連する活動歴

米国ボストン郊外にあるiRobot本社にてコリン・アングル氏に密着取材を行い、その半生をまとめた書籍『ルンバを作った男 コリン・アングル「共創力」』を小学館より上梓
その後も、同社の新製品開発などをフォローした記事を執筆
自宅でもiRobot製品を愛用し、工作の知識を活かしてダイソーの製品のみで構成する予算750円のミニチュアロボット掃除機を製作。コリン・アングル氏の製品開発過程を擬似的に追体験。

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