スティーブ・ジョブズ成功への道程
社会の半歩先を、100個のアイデアから生まれる一つの宝石

大谷和利 おおたにかずとし

ITジャーナリスト
テクノロジーライター
GマークパートナーショップAssistOn取締役

想定する対象者

企業の経営者、若き起業家の方々。

提供する価値・伝えたい事

Appleを世界トップクラスの時価総額企業へと育て上げた故スティーブ・ジョブズも、若き日々には、ともかく先進的な製品を開発して「宇宙に凹みを作る」(彼一流の表現で「世界を変える」の意味)ことばかりを考えていました。しかし、あまり進みすぎた製品を世に送り出しても、世間の理解が得られず、一部の熱狂的なファンたちが買うマニアックなプロダクトになってしまったのです。そして、新しい製品を成功させるには、社会の一歩先では先鋭的すぎ、半歩先でちょうど良いということに気づいていきました。この講演では、スティーブ・ジョブズとAppleの失敗の歴史にも触れながら、最終的にたどり着いた半歩先を行く製品作りとはどのようなものなのかについて考察します。

内 容

コロナ禍にあっても盤石のビジネス基盤を確立しているAppleですが、そのスタートはジョブズの実家のガレージであり、最初の製品は、自分でコンピュータを作ってみたいと思うような電子工作マニア向けのキット的なものでした。そこから、次々に他社が真似したくなるような画期的な製品の歴史が始まりますが、実際の市場シェアを獲得していったのは、ライバルのIBMやMicrosoftによる、ある意味で劣った競合製品だったのです。ここでは、ジョブズとAppleがどこでつまずき、また、それをどのように克服していったのかを、具体的な製品の足跡をたどりながら俯瞰し、社会や業界をリードしつつ一般消費者の支持も集める製品作りの秘密に迫っていきます。

根拠・関連する活動歴

'90年代にスティーブ・ジョブズと1対1で対話したインタビュー経験
過去35年に渡りAppleウォッチャーとしてAppleとジョブズ、現CEOのティム・クックなどを多角的に分析し、多数の関連記事と書籍を執筆
Appleから製品提供などを受けることなく、自腹で購入して使用した体験を基に良い点も悪い点も公平に指摘

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