人生60歳からの再出発 これから40年の生き方
人生100年時代、いろんな生き方を楽しんでみませんか?

三谷智子 みたにさとこ

鍼灸治療三陽院院長 
社会健康医学博士(京都大学)

提供する価値・伝えたい事

人生100年時代、一つのことを追求し極めていくという立派な方が多いとは思いますが、100年もあるのだから、いろんな生き方を楽しんでみたらどうでしょうか?
 私が看護師免許を取得したのは、バブル前夜という時代です。
看護師の免許はとったのですが、病院ではなく会社に就職しました。そこでは、周りにおられる先輩たちや上司の方々に恵まれ、社会人として多くのことを教えていただき、世間知らずな私が大人になれました。すごく大好きな会社でしたが、出産退職をしました。

ここが最初の転機です。
いったん退職したものの、復職を前に大学に編入して心理学を学ぶことにしました。心理学がめちゃくちゃ面白く、研究者になってしまいました。私は京都大学防災研究所で災害心理学、心のケアを研究し、その後、ストレスやPTSDなどの心の不調が身体に及ぼす影響に研究テーマが移り、大学院博士課程後期からは医学部の医学研究科の健康増進・行動学分野に進学しました。
その後、京都大学医学研究科のオーバードクターを経て、京都府立医大の公衆衛生学教室の助教、京都大学医学研究科特定准教授、そして岐阜の大学で公衆衛生学の教授として看護学生の教育に携わってきました。

60歳になって、研究に行き詰まりを感じていた私は、東洋医学を学び始めました。いざ勉強してみると、これがまた面白く実践したくなりました。あっさりと大学教授を辞めて、京都に戻ってきました。戻ってから明治国際医療大学と明治東洋医学院で修業をさせていただき、自分の治療院を開業しました。 

ざっくりと言うと、30歳までの自分の成長の時間、30歳からの30年は子育てと大学教員として学生を育てる時間でした。ではこれから40年をどうして過ごしましょう。
毎日、誰かのために頑張っておられる皆さんが、月に一度でも、自分のためだけに時間を過ごしていただける場所と空間を作るのが私の次の目標です。

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