ネガティブな感情に振り回されないための考え方

片田智也 かただともや

カウンセラー(公認心理師)
感情マネージメント協会代表理事

想定する対象者

経営者や管理職の方。社員や部下に対して感情的になってしまう方。
仕事をしていれば、不安やイライラといったネガティブな感情を持つのはごく自然なこと。ですが、感情に振り回されていてはマネージメントなどできません。逆境や困難、想定外のトラブルへの対処も難しくなるでしょう。どうすればネガティブ感情に振り回されなくなるのでしょうか?

提供する価値・伝えたい事

ポイントは感情を無理にコントロールしようとしないことです。2000年代、ポジティブ心理学の流行によって「ネガティブ感情は悪いもの」という認識が広まりました。しかしネガティブ感情の役割は「警告信号」です。例えば不安は、リスクに対する準備を動機づける感情。それを無視したり、ごまかしたりすれば、失敗やミスを招くことになります。米国では、すでにトキシック・ポジティビティ(有害なポジティブさ)という言葉があるぐらいです。ネガティブ感情は無理に押さえつけず、役割を知って管理すること。そうすれば感情に振り回されることはなくなります。

内 容

・コントロールできるものか区別をつける
・感情を操作しようとすると感情に振り回される
・指示通りに動くかどうかはコントロール権外
:感情は生き物、操作ではなく管理すべきもの
・感情マネージメントは「循環する思考の習慣」
・結果は大事、だからこそ結果に固執しない

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