組織文化が事故を誘発する
-どんな安全文化を作るべきか?

楠神 健
くすかみけん

安全管理・労働災害

楠神 健
くすかみけん

エラー・コツ研究所(詳細名称:ヒューマンエラー対策&仕事の工夫・コツ研究所) 代表、博士(心理学)、元 JR東日本 安全研究所長
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想定する対象者

〇現場の第一線作業者
〇現業機関の管理者(特に安全や品質担当の方)
〇経営者・本社等の企画部門の方

提供する価値・伝えたい事

ヒューマンエラーが関与した事故については、どうしてもエラーした本人の問題がクローズアップされがちです。しかし、組織(会社や職場)の安全に対する姿勢が第一線社員の行動に大きな影響与え、事故を誘発しているケースも多くあります。たとえば、組織が安全よりも作業効率や計画遂行を重視していると、誰が作業者であろうと無理な作業が行われ、事故を誘発するのです。
本講義ではこういった安全に関わる組織文化(安全文化という)の問題を取り上げ、高い安全文化を構築していくための方法論を「安全文化の成熟度」という概念を用いて体系的に説明します。

内 容

1.組織文化が事故の発生にどう影響するか
 ・スペースシャトル・チャレンジャー事故とチェルノブイリ事故
2.安全文化のレベルを診断する
 ・安全文化の成熟度-その評価のための4つの切り口
3.切り口1:企業価値の中での安全の位置づけ
 ・安全はトッププライオリティ~口で言うのは簡単だが …
4.切り口2:ヒューマンエラーの捉え方
 ・ヒューマンエラーは社員の不注意で発生する?
5.切り口3:「後追いの安全」か「先取りの安全」か
 ・「事故が発生していない=安全」と考えていないか
6.切り口4:社員の安全への係わりをどう考えているか
 ・社員の安全施策への巻き込みの重要性
7.より高い安全文化の構築を目指して

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