想定する対象者
〇現場の第一線作業者
〇現業機関の管理者(特に安全・品質・サービス担当の方)
〇経営者・本社等の企画部門の方
提供する価値・伝えたい事
プロは異常時にこそ力を発揮することが求められます。しかし、そうでない方も多いかと思います。異常時には不安・恐れなどの強い感情が発生し、それが人間の情報処理能力を低下させるからです。
本講演では、人間の異常時の情報処理の特徴、異常時に特に要注意な2つのエラータイプ(「あわて・混乱型」と「ためらい・迷い型」)の特徴を事例に基づき説明します。その上で、両タイプの対策を考えます。特に、両タイプとも「事前の訓練」が本質的に重要なことを体系的に説明します。最後に、東日本大震災でわかった異常時エラーの第3のタイプ(臨機応変な対応力)について述べ、このエラータイプもやはり訓練が重要なことを述べて締めくくります。
内 容
1.皆さん、異常時対応は得意ですか?
・注意すべき異常時エラーは2タイプ!-事例で確認します
2.タイプ1:「あわて・混乱型」エラー
・あわてているため、やることを間違える・思い出せない・何もできない …
3.タイプ2:「ためらい・迷い型」エラー
・やることは分かっていても、やり慣れていないために躊躇する!
4.両方のタイプに共通する重要な対策は訓練!-その重要性を真に理解しよう!
・「頭で理解する」だけの限界-マニュアルを読むだけで自転車に乗れますか?
・「体で理解する」ことの重要性-そうでないと肝心な時に体が動かない!
5.異常時エラー第3のタイプ(東日本大震災の教訓!)
・多様な状況に対して、臨機応変に対応できる力も大切!
業務外の講師への取次は対応しておりません。