【教職員向けメディアリテラシー講座】
生徒の情報源、把握していますか?
~メディアの仕組みから見る子どもの現実

三木佳世子
みきかよこ

教育・青少年育成

三木佳世子
みきかよこ

元NHK報道・ドキュメンタリーディレクター 存在感を高める表現力トレーナー 印象マネジメント&表現コンサルタント
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想定する対象者

中学・高校の教職員(学年主任、生活指導、進路指導、ICT担当など)
スマホやSNS、動画に囲まれる生徒たちとの接し方に悩みを持つ方に向けて

提供する価値・伝えたい事

・情報の「受け手」である前に「つくられた構造」を理解することで、生徒の言動の背景を読み解けるようになる
・対話を通して生徒の視点を引き出すための問いかけや観察ポイントが得られる
・SNS・ショート動画・テレビなどのメディア特性の違いを事例で学び、生徒との共通言語を持てるようになる

内 容

※3時間研修を想定(90分バージョンも対応可能です)

1. 導入(30分)
・教職員同士で「生徒は普段どんな動画やSNSを見ているか」「困った経験や気づき」をゆるく共有
・子どもの情報環境の実情と課題を全体で共有

2. メディアのつくり方と情報の受け取り方(45分)
・NHKなどテレビ制作のポイントと、ショート動画の設計思想の違いを事例を交え紹介
・SNSのレコメンド機能(アルゴリズム)の基礎をわかりやすく解説
・「自分で選んでいるつもりが、実は見せられている」ことへの気づきを促す
・具体的な映像や投稿例を視聴・共有し、感じたことを話す時間

3. 事例提示とメディア比較(65分)
<事例テーマ1>:授業中のスマホ・SNS問題
・テレビ:教育現場でのデジタル活用推進の報道例
・TikTok:「授業中にこっそり○○してみた」動画など生徒のリアル投稿
・X:教師と生徒の間で巻き起こるスマホ論争

<事例テーマ2>:友人関係・恋愛のトラブル
・テレビ:SNSいじめの実態や対策報道
・TikTok:恋愛相談動画や友人関係のリアルな声投稿
・Instagram:キラキラとした友人関係の演出投稿

<事例テーマ3>:進路選択に影響する情報
・テレビ:大学入試制度改革の解説報道
・TikTok:「○○大学あるある」「就活失敗談」などの共感動画
・X:個人の進路体験や偏った意見が交錯

グループワーク:メディアごとの伝え方・受け止め方の違いを分析
グループごとに発表し、講師がファシリテート・解説

4. 観察と対話の実践(40分)
【具体的な対話例】
・「どの動画を何回も見てる?それってどういうところが気に入ってるのかな?」
・「その動画を見てから、何か真似してみたことはある?」
・「友だちはその動画についてどう言ってる?」
・「もし違う動画だったら、どう思ったと思う?」
・「その動画のどんな部分が ‘いいね’ やコメントを多く集めているか考えたことある?」

【観察ポイント】
・生徒が動画やSNSを見た後の表情や態度の変化を観察
・SNSの話題に対する反応(積極的、無関心、ネガティブなど)を記録
・対話が難しい場合は、非言語的サインに着目する

【まとめ】
・質疑応答と振り返り

根拠・関連する活動歴

・NHKディレクターとして12年間、報道・ドキュメンタリー番組(『クローズアップ現代』『NHKスペシャル』等)を多数制作
・2000人以上の取材経験から、「伝え方が受け取り方に与える影響」に精通
・現在はフリーの講師・PRコンサルタントとして、発信力や情報リテラシーに関する研修・セミナーを多数実施
・親子向け講座、教育機関・自治体でのメディアリテラシー研修も

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