トーク&コンサート
「夢を追う事の大切さ」

森 圭一郎 もりけいいちろう

シンガーソングライター

想定する対象者

・小学生、中学生、高校生、専門学校生、大学生、教職員、青少年健全育成に関わる方々、
車いすで外に出たいと思っている人、チャレンジする勇気が欲しい人など・・・どなたでも。
・地域の市民対象コンサート、学園祭、学校の音楽鑑賞、学校講演(授業)など

本当の幸せとはなにか?本当にやりたい事は何か?この事が見えなくなって不安を抱えている人が
沢山いると思います。
高価な服を着て、高価な車に乗っていても自分の心が満たされていなかったら本当の幸せとはいいません。
そしていつも人の目を気にして何でもやる前にあきらめてしまいがち。
自分も以前そうでしたが、車椅子になりやっとやりたい事が見つかりました。
不自由になってから、ようやく“本当の自由”を手に入れました。

提供する価値・伝えたい事

車椅子になる前は特にやりたい事も無い、生き甲斐もない、目標を持ってもすぐにあきらめる。
どんよりした毎日でした。
そんな鬱憤で毎日暴走行為を繰り返し、バイク事故を起こし、生死を彷徨い一生車椅子生活となってしまいました。
一時期はどん底で生きていても仕様がないとも考え、引きこもり状態になりましたが、
定時制高校に通いだし音楽と出会いました。

何もなくなった自分に音楽という希望が見つかりました。
何もかも失ったけど上半身だけで楽しめる音楽を見つけたんです。
そしてシンガーソングライターのプロとなり今は全国を飛び回ってます。
今の方が車椅子になる前より幸せです。歩いていた昔より今は走っています。
それは本当に心からやりたい事が見つかったからです。

本当はこれがやりたいのに、自信が無いからできない、人から見たら格好悪いからできない、
そんな状態は間違いだと伝えます。本当にやりたい事をやる大切さをトーク&ライブで伝えます。 
綺麗ごとは言わず 本音で語るのが僕のやり方です。

内 容

★心からやりたい事をやる! 見つける!
昔は生きていてもつまらなくて仕方がなかった。そして16歳の時に事故で車いすになってしまいました。
でも今の方が歩けていた頃より幸せなんです。
なぜか?
それは本当に心からやりたい事が見つかったからです。生き甲斐があるからです。
心の奥から湧き出るやりたい事をしている時は人は輝いているものです。
今は毎日が楽しくって仕方がありません。
車いすになって下半身を失ったら本当にやりたい事が見えてきました。
そしてこの【やりたい事】がない人は見つける作業に努力を注ぐ事が大切です。

★体は障害者、心は健常者
昔、東京でバーテンダーのアルバイトをしている時、酒に酔った男性に「障害者の店で飲めるか!」と
言われた事がありました。その時に僕が感じた事は、僕の方がよほど健常者だなと。
なぜか?
無神経な事を言う人は性格に障害がある・・・と思ったのです。
僕は歩けませんが心だけは数倍健康だと思いました。
身体は障害者ですが、心はだれよりも健常者だと思ってます。
身体が丈夫な時よりも今の方がよほど日本中飛び回ってますし、世界にも行っています。
身体が丈夫でも丈夫な心がなければ歩けもしないのです。

★あきめるな!!
僕も以前そうでしたがやる前から何事もあきらめてしまいがちでした。でもあきらめたら全てはstop! 
そこで全てが終わってしまう。目標なんてものはゴールがないので一生進み続けなければいけません。
だから目標を叶える事も大切ですが、それよりも大切なのがあきらめない事ですね。
他人は色々な事を言いますが、失敗しても他人は責任をとってくれません。
客観的意見もたまには大切ですが、人の意見ばかりで動いていたらいつまでたっても自分の道、
生き甲斐もみつかりません。
自分のこころの声に耳を澄まし、それが例え格好悪いことでも自分を信じてあきらめない事が大切です。

★障害者だってなんでもできる
私は車椅子生活になった時に、もう何もできない、もう一人ではどこにも行けない、と思っていました。
しかし、音楽と出会ってからは、何にもしない、何にも出来ないでは済まされなかったのです。
歌を歌うには知識や経験、感受性の豊かさなど、様々なものを求められました。
私は悔しいと思う気持ちと好奇心から、とにかく一人で出来ることは何でも挑戦するぞ!!と心に決めたのです。
車椅子になってから、半年を越える全国一人旅、海外旅行、一人暮らしや、普通のアルバイト。
やろうと思えばなんでもできる事知りました。昔は「できない」ではなく「やらなかった」自分でした。
今ではなんでもできる!という気持ちでいつもいます。すると不思議になんでも出来てしまうんです。

★ライブで音楽の素晴らしさを
私の語りと切っても切れないのが、「歌を歌う」という事です。
日常から感じた事を切り取り、紡ぎ合わせ、私の歌は出来上がります。
語りでシビアなお話をした後、音楽で笑い、楽しんでもらえればと思います。
「語り」と「歌」この二つを聴き終え、皆様の心の中に大切な何かを感じ取ってもらえたら何よりの幸せです。

根拠・関連する活動歴

※中学生からの感想
■森さんは歌がすごくお上手で聴いていて心に響きました。話もおもしろくて、まるで森さんの人生が目に見えたような気がして考えさせられました。「障害は人が決めるものではなく、自分で決めるものだ」という言葉がグッときました。自分の中では正直「障害って色々不便なことが多いから・・・」と思っていたけど、今日その言葉を聴いてすごく申し訳ないし、失礼なことを思っていたなと思いました。

■講演タイトルの「歌うことは生きること」に大げさだなって思ったけれど、歌から力が湧いて自分の人生を語ってくれて、納得させられるようなことが多かったです。たいへんなことも含めて人生なんだなと思った。たいへんなことも受け入れて楽しいことに変えていけたらいいなと思いました。

■人の話を聴いて初めてウルウルきました。これからたいへんなことがあると思うけど、今日の話を思い出して頑張っていきます。

スタッフからのコメント

車イスに乗っていても、自由な心を持っているシンガーソングライターです。

体は少し不自由になったけれど、自分自身のやりたいことを見つけ、それに突き進んでいる姿が皆様の共感を得ています。

高校時代のエピソードで笑わせたり、熱く自分の想いを伝えたり、オリジナル曲で楽しませたり、しっとり聴かせたり、盛りだくさんで皆様にはきっとご満足いただけると思います。

何年か前に地元の小学校に来られたことがあり、コンサートを聞いた子どもたちがもう一度聞きたいということで同じ市内のイベントに来られた時にも大勢来ていました。
(石川有信)

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