癒しの世界
～篠笛の優しい音色を感じて～

町野琴楼　まちのきんろう

提供する価値・伝えたい事

篠笛は、強い音も出ますが、決して派手な楽器ではありません。どちらかといえば、外へ向けて発散・爆発するのではなく、自分と向き合うような、心の内に入っていくような音だと思います。
同じ篠笛でも、お祭り囃子や太鼓の付け笛などは、外向きの要素が強いですが、私の篠笛は、ゆるやかな時間の中で、思い出に浸ったり、感慨に耽ったりする方々にマッチするタイプの篠笛ではないかと思います。
「篠笛を聞いていたんだけど、いつの間にか自分の中に入っていて、気が付いたら演奏が終わっていた・・・」という演奏を心がけて活動しております。
それ故、特に、ご年輩の方々がお集まりになる、落ち着いた場で演奏させて頂くと、「子供の頃に戻ったような気がした。」「両親の顔が浮かんだ。」「懐かしい風景が目の前に広がった。」といったお声をよく頂きます。
郷愁のある、素朴で繊細な音は、まさに、そういった日本人の落ち着いた空間に、ぴったりの風情があります。
しみじみとしてみたい方、ほっとしてみたい方、懐かしい思い出に浸ってみたい方には、うってつけの音ではないでしょうか。