性的指向及び性同一性障害(LGBTQ+)を理由とする偏見や差別をなくす同性愛者など性的指向に関して少数派の人々への根強い偏見や差別が存在しています。このような理由とする差別的取扱いについては、現在では、不当なことであるという認識が広がっていますが、いまだなくなっていないのが現状です。
だれもが認め合える社会を目指して、ここでは、LGBTQについて正しい知識と理解を深めるための講演プランをご紹介します。
■目次
大久保 暁 おおくぼあきら
LGBTQ 啓発活動講師
ALLY SCHOOL 啓発活動講師
LGBTへの理解
~身近にいる性的マイノリティ~
女性として生まれるも、小さいときから違和感を感じ、31歳の時に男性として戸籍変更したトランスジェンダー当事者の大久保暁さん。戸籍変更前、9年間の教員生活を経験し、2015年には女性と結婚。現在は講演活動を中心に活動しています。そんな大久保さんが、偏見や差別のない平等な社会を目指し、LGBT(性的マイノリティ)の正しい知識を当事者の立場からお伝えします。当事者の生きづらさや苦悩だけでなく、幸せに生きている現在の姿を見ていただき、「性的マイノリティとして生まれてきても明るい未来はあるんだ」ということをお話ししています。
- 人権・平和
主催者様からの声
普段中々LGBTQについて意識する事が無かったメンバーにむけてのセミナーでしたので非常に有意義であったと思います。多様性への理解はこれからの世の中では必要になるものだと思います。そういった意味で今回の研修を開催できたことは意味があったと思います。
勝山こうへい かつやまこうへい
LGBT啓発活動講師、護身術講師、シンガーソングライター、幸せビジネス心理アドバイザー
LGBT研修・講演(教育現場向け)
講師の勝山こうへいさんは、元警察官という経歴を持つLGBT当事者です。約16年間、警察官として街の治安維持に貢献してきましたが、適応障害をきっかけに「GAYであることを隠さず、ありのままの自分で生きたい」と思い、2021年春退職。以来、LGBT啓発活動講師、シンガーソングライターとして活動しています。本講演では、勝山さんが生きてきたこれまでの足跡を辿り、LGBTQとは何か、多様性を認めるには何をすべきかなど、わかりやすい言葉と内容でお伝えします。
- 人材・組織マネジメント 教育・青少年育成意識改革 防災・防犯
主催者様からの声
LGBTQはどこか遠い存在のように思ってましたが、お話しを拝聴して、私たちと変わらないことがわかりました。当事者の貴重なご意見を伺え、多様性とは何かについて考えられる良い機会となりました。
杉山文野 すぎやまふみの
NPO法人東京レインボープライド 共同代表理事
日本オリンピック委員会(JOC)理事
株式会社ニューキャンバス代表取締役
はじめてのLGBTQ
~性の多様性と人権~
2018年、某大手企業が6万人を対象にスクリーニング調査を行ったところ、8.9%がLGBTQであると回答したとの報告がありました。「そんな人会ったことない」と思われている方は、会ったことがないのではなく気づかなかっただけかもしれません。「いない」のではなく、「言えない」という状況がまだまだあるのが現実です。LGBTQ当事者の講師が、「LGBTQってなんだろう?」「実際どんなことに困っているのだろう?」など、LGBTQの基本的な考え方や多様性についてお話しします。
- 人権・平和 その他ビジネストピック 教育・青少年育成
主催者様からの声
前向きな杉山さんの生き方に感動しました。LGBTQの正しい知識が身に付けることができ、より身近な存在に感じることができました。
竹内清文 たけうちきよふみ
ガラクタ整理師
LGBT講座
~一人ひとりが自分らしく生きる~
LGBT当事者である講師の竹内清文さんは、大学院卒業後、JICAに就職と順風満帆な人生を送っていましたが、30歳を過ぎた頃にストレスで突然体調を崩し、救急車で搬送され、仕事ができなくなってしまいます。その挫折を通じて、自分を大切にすることを学び、JICAを退職、ガラクタ整理師として自営業を開始しました。講演では、LGBTの一人として、自己否定感でいっぱいだった子供時代からどのように立ち上がり、自分を受け入れることができたのかを語ります。
- その他ビジネストピック その他実務スキル
主催者様からの声
今では堂々と自分について語る竹内さんに勇気をもらうとともに、多様性を受け入れる社会形成が急務の課題であることが理解できました。話し方もわかりやすく、推薦できる講師です。
虎井まさ衛 とらいまさえ
作家
トランスジェンダーについて
~LGBTのTの話~
LGBT(性的少数者)と一口に言われますが、一文字ずつ意味があり、LGBとTが違うテーマを抱えていることは、一部の人々にしか知られておりません。特にT(トランスジェンダー)の中だけですら多種多様で、ひとくくりにできるものではありません。自身も当事者でもあり、また、さまざまな当事者の相談を受けてきた経験から、LGBTとは何か、また当事者が抱える問題や生きづらさについてお話しします。
- 人権・平和
主催者様からの声
気づきと人権意識の向上にとても為になるお話をいただきました。
東 小雪 ひがしこゆき
LGBTアクティビスト、元 タカラジェンヌ、公認心理師
LGBTを理解する
~日本社会の中でマイノリティであること~
LGBTは13人に1人といわれ、人口の5.2%いるといわれています。テレビや新聞等のメディアでもLGBT関連のニュースが格段に増えてきました。宝塚歌劇団退団後、レズビアンであることをカミングアウトした講師が、一人でも多くのアライ(LGBTの理解者・支援者)が増えることを目的に、LGBTとは何か、よくある誤解と社会的困難、世界に比べ日本の受け入れが遅れている現状、どんな支援が必要なのか等をお話しします。
- 男女共同参画 人権・平和 ワークライフバランスその他ビジネストピック
主催者様からの声
非常に好評でした。LGBTを知らなかった方も、言葉だけ知ってた人も、セミナーを受けてLGBTについて考えるきっかけとなったようです。
ブルボンヌ
女装パフォーマー
ライター
男らしさ、女らしさより「自分らしさ」が社会を変える
~LGBT・男性・女性とは~
早大在学中、ゲイのためのパソコン通信を開設したのを皮切りに、ゲイ雑誌『Badi』主幹編集、女装パフォーマー集団を主宰するなど、早くからLGBTQの啓発に取り組んできたブルボンヌさん。その歯に衣着せぬ軽妙なトークで、テレビ等のメディアでも引っ張りだこで、NHKなどのLGBT・女性問題を扱う番組等にも積極的に出演されています。そんなブルボンヌさんが、男らしさや女らしさではなく、「自分らしさ」が認められる社会を目指して、自分が抱えてきた問題や日本の社会の問題についてお話しします。
- 人権・平和
主催者様からの声
人を引き込むのがお上手で、参加された方々もブルボンヌさんの話に聞き入っていました。ユーモアも交えながら、楽しくLGBTついて学ぶことができました。
山口颯一 やまぐちしょういち
一般社団法人ELLY 代表理事
三重レインボープライド 共同代表
トンボ学生服アドバイザー
ダイバーシティ
~虹色に輝くまちづくり~
LGBTについて悩んでいる方は老若男女問わず日本にたくさんいらっしゃいます。しかし、日本にはLGBTについて学べる機会が設けられているわけではありません。知らないことによるイメージからの差別偏見が多く見受けられます。学校、職場、地域社会において、現在の環境を共に考え「どうしたらいいのか」を考える機会を増やしていくためにも、LGBT当事者である講師が、性別や性的指向に関して、何が問題で、どのような困難が起こっているかをお話しします。ひとりひとりがさまざまな色で、虹色に輝ける社会を目指して。
- 人権・平和
主催者様からの声
分かりやすく面白く、アンケートでも高評価でした。他市町村のLGBT啓発を企画している人にはぜひ薦めたいと思います。
合わせて読みたい
2024年4月から「合理的配慮の提供」が義務化されましたが、皆…
厚生労働省「国民生活基礎調査」(2022年)によると、日本の子…
2025年、戦後80年を迎える日本。2024年には日本原水爆被…
他の記事をみる
業務外の講師への取次は対応しておりません。