「共働き」ではなく「共育て」

蟹瀬誠一 かにせせいいち

国際ジャーナリスト
明治大学国際日本学部 教授

提供する価値・伝えたい事

私は、子育てに積極的にかかわることによって、より豊かな人生を手に入れたと思います。

 子どもが生まれた時、いわゆる共働きが当たり前の環境にいましたから、出産後、妻が働くことも普通のことだと思っていました。オムツ換えから洗濯。なんでも一緒にやりました。もちろん保育園の送り迎えも。
 「共働き」ではなく「共育て」をしましょう。という意識は、息子が通う保育園の園長から教えていただきました。"働く"ということに重点を置いていると、働くためには子どもはお荷物。子育ては苦難になる。しかし「共育て」は夫と妻で、二人で一緒に育てるということ。こっちに重点を置くと、気持ちが変わると・・・。
 言葉の持つ力はすごいですね。子育てが楽しく感じられるようになりました。

 子育てをやっていていて感じたもう一つ大事なことは子育ては一人でやってはダメだということ。一人でやろうとすると疲れてしまう。私は保育園仲間にずいぶん助けられました。助け合える環境づくりも大切だと思います。

内 容

・学生時代に出会った妻との結婚生活
・「男女雇用機会均等法」"施行以前""施行後"の職場での女性の待遇の変化
・自身の共育ての経験「子育ては期間限定」
・周りの男性たちの子育て体験
・日本の教育・外国での教育

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