笑いは世界の共通語
英語落語を通して人権を考える。

桂 かい枝 かつらかいし

落語家

提供する価値・伝えたい事

英語で落語を演じるようになって思うことは、落語って国の違いとか文化の違いとか、そんなものは超えてるってこと。違いを超えた、人間自身のもつ、おかしさや意地汚さ、いやらしさを表現してるんです。
人間って人種とか関係なく、根本的には大差ないねんなってすごく思いますね。
こんな、国境を超えた笑い・・・。
人と人との間には垣根などなく、世界は一つなんです。

内 容

英語落語と、人権をテーマにした講演。

落語は、世界の共通語。
例えばよく海外でやる「ちりとてちん」というネタで、いつも知ったかぶりをして素直に無知を認めない男を懲らしめるという話があるんですが、知ったかぶりをする人ってどこの国に行ってもいますよね。いろんな国でやりましたが、みんなよく笑ってくれます。こんな国境を超越した笑いを目の当たりにすると、人と人の間に国境はないと思います。

父は宗教関係の仕事、家は教会でした。そのため、子どもの頃からうちにいろんな人が入れ替わり立ち替わりしていて、いつもにぎやかな家庭でした。家族も多く、最大13人くらいのときも。家が明るかったので、自分自身もそんな性格になったのかもしれません。

明るく楽しげに生きても1日、暗く退屈に生きても同じ1日、それなら楽しく行こうよ・・・っていうのが僕の考え方。自分の笑顔って自分では見えない。それは他人に見せるもんなんやなと。自分の笑顔が人を楽しくし、その人の笑顔でまた誰かが楽しくなれる。ホント、なんでも考え方ひとつですから、笑って笑って笑ってたら、周りの恐い顔の人も「こいつアホちゃうか?」と、そのうち笑ってくれますよ。だから、一笑懸命いきましょう。

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