笑顔が結ぶ接客と経営
~落語の世界の師弟関係

桂 七福 かつらしちふく

落語家

提供する価値・伝えたい事

長引く不況の中で、元気を求めている商店経営者の方も多いのも否めません。
「基本はやっぱり日ごろの接客ですよ」というポリシーを持ってがんばっていらっしゃる方も大勢いるのも間違いありません。
そういう方々の積極的な姿勢の刺激になれるように会話のテクニックをお教えするようなお話内容にしています。

たとえば、落語の中に出てくる商売人と客の会話を抜粋することで心理的な会話のテクニックや言葉の選び方。または、上手な世間話の方法などをアドバイスできるんじゃないかと自負しています。
その会話の中に「笑い」が散りばめられたら、古くからお付き合いのあるお客様はもちろん、新しい出会いにも有効になると思います。
誰にでも覚えられる小噺やネタの集め方などから、うまく会話に盛り込む方法などはちょっとした気遣いでかなりモノにできるはずです。「今すぐに儲けにつながらなくても、人脈を絶やさない」という姿勢が大切であることを気づかせてくれているのが現在の経済状況なのかも知れませんね。
オヤジギャグといわれるものも、少しの味付けの違いで変わりますよ。

経営者もお客さんも大いに笑顔になりましょう。

内 容

師匠と弟子の関係は他の芸事・職人さんの世界に存在しますが、全くと言っていいほど知られていないのが「落語家の師弟関係」ではないでしょうか?
「弟子の給料は?」「師匠への上納金は?」「師匠の身の回りのお世話もするの?」「どうすれば弟子になれるの?」「師匠は怖い?」「出世は?」「いつになったら一人前?」 こういうことをよく尋ねられます。そういったことのほとんどをご紹介・ご説明します。

厳しい中にも師匠の大きな愛情に包まれていることや、その師匠に対しての世間からはかなり外れているように思える気遣いや落語家の中での常識。一般社会から考えるとかなりのズレがあるようです。私はそうは思っていなくても、話をお聞きになった人はかなり驚かれるようですし、また、人を育てる立場の人は、「落語家さんの師匠が羨ましい。私も弟子のような部下が欲しい」なんて言う人もいらっしゃいます。

主に、私の失敗談や師匠からの教えなどをお話いたします。

師匠と弟子は、究極の人間関係なのかもしれません。憧れを持つ若い世代に現実を知ってもらう狙いと、経営に携わる方々には「お金ではない人と人の絆」を、私のしくじり話を聞きながら知っていただきたい。

人は、生涯の中でどれくらいの時間を「笑うこと」に費やしているのでしょうね。1日平均、わずか20秒前後ですよ。そんなデータを知るだけでも世間話のネタが増えますよ。もっともっとネタを集めるテクニックを持てば世間話の達人になれるはずです。

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