白血病になって初めて気付いたこと
~全ての人が平等である社会を~

大谷貴子 おおたにたかこ

全国骨髄バンク推進連絡協議会 前会長

提供する価値・伝えたい事

自分自身は、病気や障害への偏見を持たない人間だと思っていました。
でもそれは、単に無関心であっただけなのかも知れません。

自分自身が白血病という病魔に侵されて初めて気付きました。
病気や障害をもつ人たちへの社会の様々な偏見。
弱者に向けられる明らかな差別意識。
自身が病気という負荷を負って初めて気付いたことでした。

内 容

幸いにも、私は骨髄移植により新たな命を得ました。
これは奇跡的なことです。
骨髄の型が適合し、移植が可能になるのは兄弟で25%、他人では数千分の1の確率です。
多くの人たちが、骨髄提供者にめぐり合う前に命を落としていくのが現実です。
「誰もが移植を受けられる世の中にならないか」
矢も立てもたまらず、私は日本初の骨髄バンクを作るプロジェクトを発足しました。
そのプロジェクトは、現在「全国骨髄バンク推進連絡協議会」として懸命な活動をしています。

私たちのまわりには、病気や心身の障害などを負った多くの弱者が共に暮らしています。
助けを必要としている人たちに、ほんの少しでも関心を持って欲しいのです。
共に助け合い、互いを思いやる、差別の無い平等で平和な社会をつくりましょう。

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