中学生の進路と親の指導
~こんなとき親はどうするか~

木内知通 きうちともみち

教育研究者
教育人間学研究所所長

提供する価値・伝えたい事

勝ち組・負け組のない、誰にでも平等で満ち足りた幸せな社会が望ましいでしょうが、現実にユートピアのような社会はありえません。国際社会も日本の社会も、21世紀は競争の時代です。競争すれば勝ち負けは必ず生じます。戦後教育の優れた面は数多くありますが、最大の誤りは「子どもと対等の教育・機械的平等教育」です。

 今、53万人とも、それ以上ともいわれるニート(学校に行かない、仕事につかない、就職の準備もしない若者)が問題になっています。豊かな国・日本(無業者でも生きられる国)の象徴にも見えますが、実際は日本の大問題、忍び寄る深刻な危機です。
 優れた学校は、十分な学力、進路、人格教育を保証しています。しかし、教育環境崩壊の学校は学力低下・モラル低下で、未来に夢の見られない中学生が増えています。

 今こそ、親の登場・出番の時です。子どもの教育に責任を持たなければなりません。学校教育の補完は親の家庭での教育です。
 中学生を持つ親の皆さんに、中学生の教育・進路に何が本質かを具体的にお話しします。

内 容

1.中学生の可能性

2.国語力・表現力の重要

3.中学生の夢・感性

4.社会的規範・体力・強靭な心・性(正しい知識)

5.学力と進路(勉強の方法と、どこが大事か)

 目標・目的がない、何をしてよいか分からない、別に夢も希望もない、という中学生がいるとすれば、それは教育の不十分さに、いくばくかの責任があります。中学生の潜在能力は驚くほど大きなものがあります。人生の入り口、一番大切な進路決定の時が中学時代です。
 上記の5項目を中心に、中学生のお子さんの進路に役立つようにお話します。

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