国語力をつける
~言葉で伝えるということ~

中村容子 なかむらようこ

キャスター・リポーター

提供する価値・伝えたい事

言葉は文化。
日本語は私たちの文化。
言葉は長い年月をかけて、その風土、生活、宗教、習慣の中から生まれてきた文化。

国際化した現代だからこそ、私たち日本人は日本の文化や伝統を身に付けて世界に出て行くべきなのではないでしょうか。
言葉を通して、自分たちの文化や伝統を認識することが、他国の文化や伝統を理解し尊重することにもつながるはずです。

今の時代、確かに英語教育は必要です。しかし、それ以上に豊かで美しい日本語を身に付けてほしいと思うのです。
日本人としての自分に誇りがもてるように。

内 容

1.自己紹介

◎NHKへはラジオのキャスターで応募
映像メディアであるテレビと異なり、ラジオは言葉で表現しなければならない。自分の知識、感性、表現力、ボキャブラリーが試される仕事。そこに挑戦してみたかった。

◎実際に入社してからの研修内容など
研修期間などはなくすぐにお昼前の番組を担当し、日々の仕事の中で先輩から指導を受ける。
指導内容や、経験談。

2.言葉の表現力のつけ方

・NHK特有の商品名を言えないもどかしさ
NHKでは広告宣伝放送が禁止されている。それがニュースや番組に必須の要素である場合を除いて、商品名(登録商標)を放送しないことになっている。商品名は一般名称に言い換えなければならない。など、共通認識の言葉が伝えられない。

3.子どもが、話を聞く姿勢・環境づくり

◎子どもたちの表現力(国語力)を養うために
ひとつの出来事や物事をいろいろな角度から表現することが大切。
言葉あそびやなぞなぞで子どもたちと楽しんでみては?

なぞなぞも子どもたちに自分たちで作ってもらうのが効果的。→ここで子どもが興味を持つ会話にするためのポイントを説明。
例えば、たとえば、答え「スイカ」の問題を作るために、「まあるくて、僕の顔より大きくて」「やおやさんではみんなにコンコンたたかれて」「時には浜辺で棒でゴツン」「カブトムシの大好物」「お父さんがタネをピューととばす果物は?」などなどスイカについてさまざまな表現で説明することになります。

◎聞く姿勢・環境の重要性
インタビューやトークショーは一問一答ではつまらない。相手の答えを聞いて、当意即妙に次の質問をぶつけていくのが生きたインタビュー。子どもたちにとって、作文などで文章を書くことも大切だが、話し言葉で伝えることの大きなメリットは、話す相手が目の前にいるということ。
相手とのコミュニケーションがはかれ、言葉のキャッチボールができる。

◎天気予報も毎日伝えていました。
天気予報の言葉にも実は間違えて使われているものいくつかあります。
例えば、以下は基本的には間違った表現。

×「今朝から雨もようの天気で、みなさん傘を差して歩いています。」
×「今日は5月のさわやかな天気で.....」
×「明日は雨になる見込みです。」
×「大型連休初日の今日、小春日和にさそわれて.....」

さてどうして間違いなのでしょう?

◎皆さんもニュース原稿に挑戦してみましょう!

Copyright © 株式会社システムブレーン All Rights Reserved.