子どもを犯罪の被害者にも加害者にもしない子育て
~問われる親の責任と覚悟~

幸島美智子 こうじまみちこ

元 警視庁警察官
子育てアドバイザー

提供する価値・伝えたい事

少年非行・少年犯罪の低年齢化(小学校1年生の万引き等)の原因がわからず、子育てに不安を抱えている親が多い。現実問題として幼稚園生の我が子と一緒にお風呂に入らない(理由は面倒くさいから)親が増えてきている。
逆に肩に力が入り過ぎていつまでも子離れできず、大人になれない大人を作り出しているや、子育ての最中に「社会から取り残されているのでは・・・」という不安を持っている母親も多い。
矯正施設に収容されているほとんどの少年が、虐待的経験を持つ。虐待まではいかなくとも、愛情で満たされない子どもの心は寂しさで穴が空く。
その穴を塞ぐために攻撃的になったり、投げやりになったり、スリルを味わう行動に走る。少年犯罪の現状に照らし合わせ、子どもの心を理解し、親として何をすべきか、二人の息子を育てた経験を元に、子育てに不安や悩みを持つ親に具体的なアドバイスをしたい。我が子を犯罪者にしない子育てこそが、日本の治安回復につながると考える。まずは万引きといじめを無くしたい。

内 容

1.少年非行・少年犯罪の現状
  ・ここ数年の少年犯罪の傾向
  ・新たな課題

2.少年非行・少年犯罪の原因と背景
  ・少年自身の問題
  ・家庭の問題
  ・学校の問題
  ・社会の問題

3.現状を通して見る子どもたちの心
  ・少年犯罪の加害者の多くが虐待経験者という事実
  ・寂しさで穴の空いた心
  ・プレッシャーで潰れる心
  ・大人になれない幼い心

4.親として今やるべきこと
  ・10年ごとの親の覚悟とは
  ・基本的信頼関係の確立が自立を生む
  ・規範意識・帰属意識の育て方
  ・遊びから育まれる「生きる力」の大切さ
  ・「ありがとう」の言霊

根拠・関連する活動歴

1997年に起きた「神戸児童連続殺傷事件」の少年Aが、次男と同年という事もあり、少年犯罪に興味を持ち勉強を始めた。また、元警察官ということで子育ての最中に多くの親から相談を受け、子育てに何が重要かを身をもって知ることとなった。幼児期の愛情のかけ方、子離れの時期、そして10歳でほぼ完成する脳(心)をどう育てるか、現在の結論としては「遊び」の重要性に行き着いている。子育ての終わった大人が出来ることは、子育てのコツの伝承と遊び場(都心では特に)の確保と提供。「腕利きの会」は今、東京都港区にプレイパークを作るべく活動中。

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