なぜ、勉強しなければならないのか?
~大震災・TPP参加など、大きく変わるこれからの時代を
生き抜かなくてはならない子どもたちをどう育てればよいのか?~

篠上芳光 しのがみよしみつ

「心の偏差値」を上げる塾「YSP」代表
尚美学園大学兼任講師
(キャリアプランニング・コミュニケーション講座)キャリアコンサルタント

想定する対象者

勉強する理由を現在の社会、経済状況などを考えながらお話させていただきます。
私の塾では、2011年夏には北海道・紋別市で8泊9日間のサマースクールを行いました(サロマ湖にも東京の子どもたちを連れていきました)。地元の方にはなかなかわからない北海道、とくに道東の魅力も知っています。また、2011年10月には読売新聞社主催『第二回新聞活用教育セミナー』(札幌市で開催)で講演を行いました。(演題「心に響く新聞記事の選び方」)主な受講者は学校の先生・校長先生方にも話を聞いていただき、講演後は北海道の教育の現状も教えていただきました。このような経験から地元に合ったお話ができると思います。

提供する価値・伝えたい事

日本の社会から『夢』や『希望』がどんどん消えていくのは、勉強をしない子どもたちが増えているからではないのでしょうか?
「勉強しなければならない理由。それは「『夢』を持ち、幸せな人生を歩んでいく」ためです。勉強することによって初めて、夢を実現する意志も行動力も生まれます。          
村上龍氏の小説「希望の国エクソダス」(文藝春秋)の本の帯には次のような言葉が書かれています。 
「この国には何でもある。ただ『希望』だけがない・・・」
この言葉は、日本社会全体が閉塞感の中で、もがき苦しんでいる今、様々なところで引用されていることばです。
 どうして、日本社会が現在のようになってしまったのか?その一つの答えが、子どもたちが勉強をしなくなったことではないかというのが、教育の現場に約30年間いる私の考えです。
 ひと昔前、日本が太平洋戦争に敗れ、戦後の復興に必死に取り組み、世界第二位の経済大国へと奇跡の経済成長をしている時代、「なぜ勉強しなければならないのか?」という、子どもたちの疑問に答えることは簡単でした。
「勉強して、いい大学に入って、大企業に入ったり、公務員になったりするため。そうすれば、一生幸せな人生が送ることができるから」
 しかし、時代は変わりました。今や大企業でも安穏というわけではなく、倒産することも珍しくありません。倒産までいかなくても、日本を代表するような巨大企業でさえも、リストラや賃金カットが当たり前のように行なわれています。エリート公務員にしても、世間のバッシングが強まる中、その身分は将来も安泰ではないでしょう。
 このように時代が大きく変革をしていく中で、子どもたちは、「勉強する理由」を見出すことができません。そして、教師や親など多くの大人たちも、どう答えてよいものか迷っています。なぜ今、勉強しなければならないのかについて、お話したいと思っています。

内 容

大震災・TPP参加など、大きく変わるこれからの時代を
生き抜かなくてはならない子どもたちをどう育てればよいのか?
お話をしたいと思います。
また私は小学生~高校生、大学生までの一貫教育を行っておりますので、
常に子どもたちの、10年後、20年後を考えながら、長期的な視点で
子どもたちの指導を行っております。子どもたちの「将来の幸せ」のために
周りの大人たちのできることを様々な角度からお話します。

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