生きる力をつける処方箋

香山リカ かやまりか

精神科医

提供する価値・伝えたい事

現代は「生きづらい」という社会的な流れがある。誰もが「生きづらい」「つらい」と思ってしまう社会である。
「ほどほどでいい」、「当たり前ができるだけで上出来」という言葉を処方箋として、伝えていきたい。

内 容

一度何かにつまずくとあらゆる問題がドミノ倒しのように起きるという現状。
うつ病で気持ちが落ち込むと体もつらくなる。
仕事に行けなくなり、職を失う。生活費がなくなり、住まいを失う。
家族からも見放されて人間関係の問題も生じる。
問題が多岐にわたり一度に起きる特徴があるので、医療や教育、福祉など一つの分野に全てを任せることはできない。
現代は「生きづらい」という社会状況がある。
氷山の一角だけ解決するのではなく、包括的なサポートが必要となっている。
1人での支援が無理ならチームで支えていく態勢が求められる。
 我々は「ほどほどでいいじゃないか」をどう実践していくか、伝えていくかが問われている。
「当たり前の生活で上出来だ」「ほとんどの失敗はたいしたことない」などの言葉を“処方箋”として伝えたい。
 会場の皆さんにも、「困ったときは人を頼って」と言いたい。いろんな相談窓口や会があるので、遠慮なくぜひ利用してほしい。

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