「そして私は生き残った！」
～資格なしコンサルタントが　独立して月収百万円を超えるまで～

東川　仁　ひがしかわじん

想定する対象者

独立したての士業・コンサルタント
売上の伸ばし方のヒントを手に入れたいと考えている士業・コンサルタント
士業・コンサルタントとして独立を考えている方
食えないときに、どんな資金調達手段があるかしりたい方
いずれは独立したいと考えている創業希望者

提供する価値・伝えたい事

私は勤めていた金融機関が破綻したため、2002年6月に「経営コンサルタント」として独立しました。
当時は、「もう上司のわけのわからん命令を聞いて仕事するのはこりごりだ」という想いだけで、“資格なし”“経験なし”“人脈なし”という“３無”状態にもかかわらず、思い切って独立したのです。

今考えると、なぜあんな無謀なことをしたのかわかりません。
当然、そのような人間に仕事がくるはずもありませんし、紹介もしてもらえません。もっていた貯金はどんどん減っていきます。お金がどんどん減っていくだけの状況というのは、それはそれはつらいものです。
その食えない間ずっと、「いかに仕事を獲得するか」について試行錯誤しまくりました。

独立してから2年ぐらいたって、試行錯誤していたことが少しずつ成果となってきました。
当時の士業向け独立本には、「ホームページを上手に使えば顧客は集まる」「マーケティングを上手に行えば大丈夫」だということが書いてありましたが、資格も無く、ＩＴスキルもなく、マーケティングも勉強していない私にはできないことだらけでした。それでも、何の能力もない自分ができることだけでも行い続けていれば何とかなるものです。
そうこうしているうちに、仕事が増え始め、4年後にやっと月収百万円を越えることができるようになりました。
仕事に使っていた普通預金通帳を見て、1ヶ月間の収入金額合計が百万円を越えた夜に、お酒を飲みながら妻と話をしていたときに、独立して食えなかったときの苦労を思い出してぼろぼろと泣いてしまったことが今でも目に浮かびます。

かといって、そんなに難しいことをしたわけではありません。
資格も無く、ＩＴスキルもなく、マーケティングも勉強していなかったような人間ですから、できることは限られています。逆に言えば、誰でもできるようなことをし続けただけでした。これから独立しようとしている、また、独立してすぐの士業者やコンサルタントの方なら、すぐ真似できるようなことばかりです。

私の今までの経験を聞いてもらうことで、“これから”を考えている士業者やコンサルタントの方のお役に立てることができればたいへんうれしく思います。また、士業者やコンサルタントの方だけでなく、“これから”どう動いていくのかを考えられている方への何らかのヒントになればと思っています。