つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの
~ 父 相田みつを を語る ~

相田一人 あいだかずひと

相田みつを美術館館長

想定する対象者

一般の方々

内 容

・父・相田みつをの話を長男の立場でお話しいたします。

・一人は「かずひと」と読みます。かずと、ひとりと呼ばれたりすることがある。また、一人っ子でしょうと言われるが、四つ下の妹がいます。

・父・みつをの紹介をしたい。
 産まれてから死ぬまで足利で過ごしました。
 少年~青年時代は戦争真っ只中で、「あんちゃん、あんちゃん」と慕っていた兄を二人、戦争で亡くしました。
 戦後、本格的に書家としての仕事を始める。
 肩書きは「書家・詩人」 自分で詩をつくり、自分で書いていた。
 なかなか認めてもらえず、不遇の時代が長く続く。
 それまで足利で展覧会を開いていたりしていたが、60歳でようやく作品をまとめて本として出版。
 本が発表されてから、知名度は上がっていったが、67歳で亡くなり、死後、みなさまに知られるようになった。
             
・「ただいるだけで」 これは父の願いを書いたと思う
 父の字の3つの特徴 
●ひらがなを中心に使っている(やわらかい印象を与える)   ●だれでも読める。  ●自由に受け止めることが出来る

・「うつくしいものを美しいと~」
 素直に感動できる心がベースにある。


・2つの大きな挫折を体験している
 ・中学生の時、一人の軍人のために大学受験資格を剥奪された
 戦後、食べるために生協に就職し会計を担当していた。そこで使い込みを見つけ、上司に報告。
  しかし、その上司が使い込みをしていた。その上司がヤクザを雇い、襲われ、その後しばらく入退院を繰り返す。

・「めぐりあい」
出会いはタイミングが全て

・独特な字を何故書くようになったか。
1日に何百、何千と同じ詩を書き、その中で一番良い出来の物を選んだ。その他は全て風呂を焚くのに使った。

・「道」は、父の人生そのもの

・「自分の番 いのちのバトン」

・「しあわせは いつも じぶんのこころが きめる」
この作品が全てを集約していると思います。

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