趣味は親孝行
~31年の介護から得たもの~

渋井治雄 しぶいはるお

評論家
元 警視庁警部

想定する対象者

PTA保護者、青少年健全育成に関わる方々、教職員の方々

提供する価値・伝えたい事

子供の教育は学校だけに責任があるのではなく、家庭、つまり親の責任が大きいのです。
学校と家庭、親と子の関係が、どうも最近、気になって仕方がありません。
教育には、知育、体育、徳育が必要とされますが、とかく点数に表しずらい徳育は、ついついお座なりになりがちです。しかし、人間として一番大切なものは、実は、この徳育なのです。
すべての子供達が夢に向かって生きる意志が持てるのも徳育の成果なのです。
私の父母に対する31年間の介護体験を通じて徳育の大切さと素晴らしさを、お伝え出来ればと思っております。

内 容

教育分野については警視庁警察学校で、担任、副担任を含めて、先生として通算12年の経験があります。
一般の学校教育とは異なるかも知れませんが、目的としての指導育成については同じです。
ですから私も先生方の、お気持ちは十分にわかります。
生徒が先生を尊敬するのは、生徒が、その先生の生きざまに感動するからであり、
だからと言って、その先生の生きざまが派手である必要はないのです。
無理のない、自然で平凡な中に本物の教育があると思います。
私が人様から突然「渋井さんの趣味は親孝行ですね。」と言われてみて、
あぁ、もしかしたら、この31年間の介護人生が、自分の人格を高めてくれたのだなと、フト、感じました。
何事があっても挫折しない、不撓不屈の精神は、無理に生み出せるものではなく、
自分の気がつかないところから自然と身につくものだと知ったのです。
最近は、苦難や挫折に弱い生徒や青年が増えている様な気がしてなりません。
講演中に、会場の生徒さんやご父兄と、やりとりをしながら、「趣味は親孝行」を明るく語ってみたいと思っております。
私の話で、生徒さんも、ご父兄も、そして先生の皆様も、必ず元気が出ると思います。

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