どの花見てもきれいだな~イマジン

河野康弘 こうのやすひろ

ジャズピアニスト・地球ハーモニー代表

想定する対象者

音楽、歌を交えての講演会です。
楽しみながら聞いていただきたいと思います。

提供する価値・伝えたい事

人間は一人づつ違います。
童謡「チューリップ」の歌詞「どの花見てもきれいだな」
チューリップがいろんな色があっていように人間もいろんな人がいて違いを認め合える社会をつくっていくことが大切だと思います。
ピアノも一台ずつ違います。
古い、と言って捨てられる事も多いですが、それぞれのピアノを楽しんで演奏しています。
山の木を伐採して作ったピアノが日本には約600万台ありますが約45万台は眠っています。これは環境破壊?かもしれないと思い、そんな眠っているピアノを演奏して回る「冬眠ピアノお目覚めコンサート」をはじめました。そこで初めて身体障害者の人達のコンサートをしました。
手拍子をしようと思っても手がない人がいる、一緒に歌おうと思っても声が出ない人がいる。どうしようか考えたあげく、お医者様に相談しました。答えは「普通にコンサートしてくださ。手拍子ができなくても体を動かす。歌えなくても大丈夫」
障害を持った人達に対して自分は偏見を持っている事に気がつきました。
その後は障害者の施設に度々おじゃましてコンサートを開催することになり健常の方との接点ができうようにしようと思いました。
まず接して知る事が大事です。
そして違いを認め合って生きていくことが大事です。
世界を飛び回るようになり、人種・習慣・言葉・肌の色・宗教などなど違いはいっぱいあります。どれが正しくて、どれが間違いはありません。それぞれ違っていいのです。
私はジャズトランペッターになりたかったのですが19歳で挫折。20歳からジャズピアニストを目指しました。ジャズは決まりごとがありません、それぞれ違うから面白い。自分らしく演奏できたら誰と競争することもいりません。生き方も同じだと思います。
「どの花見ても綺麗だな」の世界になれば、と思って講演します。

内 容

私はジャズピアニストですが二人の子どもの父親として子育てをしてきました。
今年30歳になる娘は勉強ができる子どもですが周りを気にする性格で、生きづらかった面もあります。
世界を見て欲しいと思い中学校3年生のときに私の仕事に同行して南アフリカ共和国へ二人で旅しました。
初めて見た南アフリカの貧富の差におどろいて、自分で何かできないかと考えたようです。
高校は都立の進学校・国立高校にがんばって入りましたが二年生のとき、しんどくなって3ヶ月学校を休み「ピースボート」に乗って世界一周をしてきました。
帰ってきたら少し成長したのか2年生をもう一度やりなおす事にしました。
また私が招聘した南アフリカの子ども達の世話役として南アフリカ人たちと日本中を旅しました。
そんな経験から大学は津田塾大学の国際関係学に進み南アフリカの研究をはじめました。
現在は大学院博士課程で研究を続けています。
今年28歳の息子は「てんかん」の病気もあり知的障害者です。一般的なことはできませんが歌とダンスが好きで時々一緒にコンサートをしています。
それぞれの生き方があっていいと思います。
優秀で社会で競争できる娘、普通の仕事はできない息子。
どちらでも生きていける社会にしていくことが大事な時代だと思います。
それぞれの人の心が平和であれば世界は平和になります。
学校、社会にはいろんな人がいて、いろんな職業がありバランスがとれています。
「どの花見ても綺麗だな」と思える社会にしていきましょう。

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