オール1先生からのメッセージ ~親が笑顔なら、子も笑顔~

宮本延春 みやもとまさはる

エッセイスト、元 高校教諭、作家

想定する対象者

子育てに頑張っておられる保護者の皆さまに向けて、ちょっと元気になって頂けるお話をさせて頂きます。

誰もがはじめから立派な親ではありません。子どもが6歳ならば、親年齢も6歳。子どもの人生経験と、親年齢は同じです。だから当然、親として成長する過程では、迷うこともあれば、戸惑うこともあるものです。
「子育ては自分育て」という言葉もありますが、どうせ共に育てるのなら、楽しく育てたいものです。

提供する価値・伝えたい事

人の目というものは、見つめたものが拡大して、大きく見えるものです。また、同じことばかり見ていると、欠点や短所ばかりが目立つようになるものです。
親となった日から、子どもと過ごすことが日常となると、ともすれば日々の生活から、我が子のダメな所ばかりが目に入り、ついつい口やかましくダメ出しばかりしてしまうことも、あるかもしれません。
しかし、適度に手を抜き、休みながら進まなくては、毎日レッドゾーンで走っていると、親も子も心が擦り切れてしまいます。
この講演会では、ちょっと休憩という雰囲気の中、忘れてしまいがちな家族の有り難さや、感謝の心をちょっと思い出して、子育てに対して余裕を持ってもらえたらと思っております。

内 容

私自身が経験してきた、「子ども」「親」「教師」という立場から得てきたこと、感じてきたことを中心に、保護者のみなさまが、元気になれる話をさせていただきます。

私は、生まれてすぐに養子に出され、血縁関係のない家庭で育ちました。
小学生の低学年からいじめが始まり、学校嫌いが勉強嫌いにつながり、中学ではオール1となり、いじめを苦に自殺未遂も経験しました。
中学を卒業するとき、漢字は自分の名前しか書けず、数学は九九が二の段までしか言えず、英語は知ってる単語がbookのみという落ちこぼれとなり、高校へは進学できませんでした。

中学を卒業後は、見習い大工として働き始めますが、16才で母を亡くし、18才で父を亡くし、天涯孤独となり、1ヵ月の生活費が13円という極貧の生活を経験するなか、23才のときあることをきっかけに、物理学に興味を持ち、夜間定時制高校へ通い、名古屋大学に進学し、大学院まで進んだあと、思うところあって母校の教師となりました。

現在は、心臓病の長男と、自閉症の次男、二人の我が子をケアしながら、講演や執筆を行っていますが、これらの経験を背景にお話しながら、勉強につまずいたときの対処方法や、やる気の育て方、自己肯定感の与え方など、子育てのヒントをユーモアたっぷりにお話し致します。

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